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200字小説・300字小説

送りバント

作者: 柿原 凛

 陽を浴びた黒土にボールが勢いなく突き刺さる。速球の勢いを上手く受け止め、殺す。

 転々とする白球。相手投手がやっと追いつき、一塁へ送球。余裕でアウト。だが俺は嬉しさがこみ上げてきて、思わず笑顔になっていた。

 打席数にカウントされない目立たないプレー。だが自らの死で味方のチャンスを広げる。まさにチームプレーの真髄である。

 右手で小さくガッツポーズ。全力疾走でベンチへ戻る。

 次の瞬間、味方ベンチと客席が沸いた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 野球を知ってるものだけに、臨場感があるねえ。どんな現場でも犠打できる人が真のヒーローかもしれない。
[一言] 素人ですが、高校野球は好きです^^ 息子が野球をやっていて、体が小さいからか、よく送りバントやっていましたね。 なのでこの状況はよくわかります。 派手で目立つプレーはすごいですけど、目立たな…
[一言] そう言えば以前、送りバントは絶対にやらないってチームが全国出場して話題になってました。 消極的プレーってことで、大リーグなどでは観客からブーイングが来ることがあるみたいですね。 野球人気の低…
2012/03/21 20:32 退会済み
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