メガネ
掲載日:2011/03/31
BLです。
あしからず
「ただいま。」
あいつが帰ってきた。
「おかえり。」
あいつは家に帰って来ると、必ずメガネを外す。
俺はこの光景が嫌いだった。
もう限界だ。
俺は怒りを抑えて、静かに言った。
「…毎日これ見よがしにメガネを外すけど、そんなに、俺の顔を見たくない?」
すると、あいつは俺に近寄り、頬に手を添えて言う。
「いや、キスするのに邪魔だから。」
そう言い終えると同時に唇を塞がれる。
ちゅっ
と、音を立てて唇を外すと額を合わせて呟く。
「この距離なら、メガネ無くても、お前の顔よく見えるし。」
ふわっと微笑まれた。
つまらない事にこだわっていた自分が、バカみたいじゃないか…
「好きだよ。」
あいつはもう一度キスをした。




