宿題ってこんなに大変な物だっけ?
初めて書きますので拙いですが、宜しくお願いします。
1話1500字前後で書いていきたいと思います。頑張ります。
ゼティはこう言った、「クー、貴方に宿題を出すわ。」
「その宿題とは一緒に食べ物を囲める人を3人作るよ!」何だそれは、小学4年生に出す宿題にしては難しいと思う。絶対に。付いてきてくれないの?
「その前に戦い方を教えるわね。非常用よ、魔物とか不審者とか出て来るかも知れないから。」この世界はそんなに厳しいのか、10歳に耐えられる世界なのか。
「魔力で闘う時はこの前も言った通り、イメージする事が大事なの。だから、先ず今まで一番痛かった事を思い出して。それを魔力でイメージして、ぶつけるのよ。時間をあげるわ、3日間。」え、本当に闘うの?逃げるという選択肢は?僕は困惑している。3日間もあるの、長くない。今までで一番痛かった事って?
「じゃあ、かまくらの中で考えてみる。」
「頑張って。あんまりイメージし過ぎるとこの世界無くなりそうだから、気を付けてね。ファイト!」そう言ってゼティは長屋の方に帰っていった。ゼティって教えるの上手くないかもと思ったが、心に閉まった。止めておこう、失礼だ。そこまで僕は生意気では無い、多分。僕はかまくらに戻り、水に浸かった。ふーむ、今までで一番痛かった事か。考えを巡らせた。
両親が相撲好きな金剛鉄という上級生がいた。上級生といっても、1つしか違わないが。相撲をやらせたかったのか、元々体が大きかったのか知らないが、学校で一番横幅が大きかった。ずんぐりむっくりで、腕も足も太く、掌も大きかった。学校では誰も敵わなかった、取っ組み合いで。そして、歩いた後、椿油という仄かに甘い匂いを残していく。なので、一部の女子には人気でバレンタインでは結構貰っていたと思う。僕がその彼とどうやって知り合って関わったのかは覚えていないが。張り手を喰らわされたのだけ、覚えている、今までの人生で一番痛かった、短いけど。注射や虫歯よりも痛かったので、それらの痛みには耐えられたので注射や虫歯が怖く無くなった程だ。何故張り手を喰らわされたのか、理由は覚えていない、喰らった時に吹き飛んでしまったのだろうか、頭から。只、あの痛みは直ぐに思い出せる。これにしようと即決した。勉強続きだったのか、只単に疲れていただけなのか、ぐっすりと寝てしまった。
次の日、いつも通り、起きてラジオ体操をした。ゼティさんもルニーバさんも一緒にやってくれている。ルニーバさんには必要なのだろうか、ずっとピンと立っているので姿勢が良い。只、後ろに居て欲しい、前に居ると背鰭だか何だかが邪魔になりそうだ。前を取られた事は無いが。それにしてもルニーバさんには尻尾が無い。僕にはあるのに。後で知ったが、姿勢を維持する為に必要だったのだ。ルニーバさんは元々姿勢が良かったので、使わないでいたら尾鰭しか残らなかったらしい。というか、魔人って服を着ないんだろうか、要らないと言えば要らないから、着なくて良いのだが。いちいち尻尾が邪魔そうだし。そして、僕はハッとしたトイレに行っていない、ずっと。聞いてみると、ゼティさんが
「あら、教えてなかったっけ?私達のお腹の中に食べたものを分解して、魔力にする臓器があるのよ。」何だそれは?初耳だと思うというか、羨ましい、トイレに行く必要が無いだなんて。元の世界に戻っても、その臓器は欲しい。そうして、日課になってしまったラジオ体操を終え、ゼティさんとルニーバさんに話してみた。
「じゃあ、的を用意するからやって見せて!」ゼティさんに言われたので、構えてやってみた。軽くドアを押す感じでと言われたので、その通りやったら、的は柵を越えていった。否、突き抜けた。これで良いのだろうか?2人を見た。2人共ウンウンと頷いていた。合格なのだろうか?
「良いじゃない。じゃあ、私を相手にして、動く相手にも対応出来る様にしましょう。」ゼティさんにそう言われたが、それは出来なかった。決してゼティさんが相手だった訳では無い。そもそも、僕は暴力が嫌いだ。というか、競争するのが嫌いなのだ。だから、僕は自分を普通の小学生にしているのだ。普通ならば、競争する意味が無いからだ。なので、僕はスポーツも嫌いだ。するのも観るのも。ゼティさんは困って、思案していた。すると、「ま、相手が動く前に対応するのもあるから良いわ。自分の戦い方は経験して自分で決めなさい。焦らなくて良いわ。」
「それよりも、食べ物ね。それが解決出来れば、万事順調になるわ。どうやって空を泳いでいる魚を捕まえるのか考えましょう。」そうなのか、万事順調になるのか、それは頑張って考えよう。空まで飛ぶことは出来ない、絶対に。うーん、跳ぶ?
「魔力で足にバネを付けられないの?」
「え、ビヨンビヨンする金属を加工した物だけど。」
すると、ルニーバさんが
「この世界では金属は主に地下に住んでいる人が使うもので、地上の人は使わないのじゃ。見ることも滅多にないからの。魔力があるから、料理の時は手を覆えば、食材を切ったり、皮を剥いたり、中身を混ぜたり出来るのじゃ。火は火属性の魔法使いに一回貰えば、魔力を供給すれば、ずっと使えるのじゃ。」
「え、じゃあ、水も。」
「そうじゃ、基本の6つの属性は1度貰えれば、魔力が途切れなければ消えないのじゃ。只、維持は出来るが、それ以上は使えないのじゃ。適性が無いとな。」
ふーん、その時は魔力って凄いなとしか感じなかった。
「魔力に底はあるぞ、例え魔人でものう。」
「え、そうなの?無くなったら、どうするの?」
「休めばええ。魔力は自然に回復する物じゃ。」ルニーバさんの方が教えるのに向いているんじゃないだろうか、ゼティさんには失礼だけど。
「バネじゃが、バネ自体に風の属性を使わなければならないのじゃ。おぬしはまず魔力をコントロールしなければならないから、それは難しいじゃろ。跳ぶ事もイメージしなければならないんじゃ。」なるほど、難しそうだ、10歳には、大きくなったら試して見よう。今はその時では無い。
「じゃあ、地面に張り手をぶつけて跳ぶ?」馬鹿な事を考えたなと思ったが、一応聞いてみた。すると、ゼティさんが
「まあ、試行錯誤が一番経験になるわ。頑張りなさい。」え、放っとかれた?
「獅子は我が子を崖から突き落とす、知ってるこの言葉?敢えて厳しくするって事よ。」少し違うかも、知れないが良いか。ルニーバさんがその言葉を教えたら、気に入ってしまったらしい、使える日を今か今かと待ち構えていたそうだ。
「じゃが、町の光の魔法使いに魔法を使わせて貰って、安全な所に送らせて始めた方が良いんじゃないかのう?」そうだ、そうだ。光の魔法を使えるのと浄化を使えるのは違うそうだ。浄化を使うにはある儀式をしなければならないらしい。この事はまだ早いと止められた。まあ、良いや。深くは考えない。小学生なのだから。僕だけだろうか。
「駄目よ、アイツ、ふんぞり返ってて気に入らないの。変な条件とか報酬を要求してくるかも知れないし。光属性って観に見える所に高速で移動出来るのと黒い魔力を防げるだけでしょ。偉そうにする理由が分からないわ。」十分、凄いと思う、光属性って。何か過去に有ったんだろうか、余計な詮索はしないぞ。益々厳しい宿題を追加されても困る。
思った事を聞いてみる。
「闇属性は何なの?」
「闇属性はね、空間を無視して移動出来るよのと吸収ね。凄いと思った?でもね、最後には自分の闇属性の魔力に吸い込まれて消えるっていう運命があるの、それが何時起きるか不明なのよ。だから、あまり使いたい人もいないし、使う人もいないわ。」闇と黒い魔力も違うそうだ。そこは解明されていないそうだ。
「それじゃあ、今夜は私お手製のスペシャルな食事を食べて、英気を養いなさい。」ゼティさんは凄く不安な事を言った。
読んで頂き有り難うございます。更新は不定期でやるつもりなので、ご容赦を。今回初めて3000字をいけました。頑張りました。次回はこの世界の地理を考えてから書こうと思いますので、時間がかかります。ご容赦を。




