若い内に学んだ方が良い事がある
初めて書きますので拙いですが、宜しくお願いします。
1話2000字前後で書いていきたいと思います。頑張ります。
ルリ・ゼティールドさんが持ってきたのはこの世界の50音順表だ。つまり、僕は勉強しなければならないという事だ。僕は勉強が嫌いとか苦手では無い、が思った、僕トリリンガルになるんじゃないかと。日本語とこの世界の言葉、そして大学まで行くならずっと触れている英語(習得出来るかは今は不明だが)、僕の脳みその容量は足りるのだろうか?不安だ。しかし、勉強しなければどうする事も出来ない。腹を括るしか無い。
始めて1日目 何だこれは?何だこの模様は、さっぱり分からない
2日目 この模様、さっきの模様とどう違うんだ?さっぱり分からない。
3日目 駄目だ、全然入ってこない。諦めて、寝よう。
4日目それじゃ、駄目だ。生意気と思われない。頑張るぞー!
9日目 やった、やっと模様の違いが頭に入った。でも、書けるだろうか?
10日目 読める様にはなった。後は、単語を覚えるだけだ。書ける気はしないが。
11日目 良かった、小学生4年生で。幼稚園児や小学生1、2年生だったらさらに難しかっただろう。というか、諦めていただろう。単語は日本語の単語と同じだったので、簡単だった。ふう~、助かった。
12日目 ルリ・ゼティールドさんのお手製の読み方テストはクリアした。でも、書き方テストもするんだろうか?
13日目 書くのは諦めようかな。というか、僕小学4年生、10歳という事を伝えた方が良いんじゃないだろうか。伝えてみた、すると、ルリ・ゼティールドさんは物凄く驚いていた。外見から20~30代だと思われていた、そんなにサメって大人びて見えるのだろうか?不思議だ。
14日目 書き方は終わった。10歳では多すぎる量を教えるつもりだったらしい。良かった、燃え尽きる所だった。後は、歳を重ねれば段々と覚えていけるらしい。
これにて、この世界の言葉講座は終わったと、空を見上げていたら、2人が近付いて来た。
「じゃあ、改めて自己紹介するわね。私の名前はルリ・ゼティールド。16歳よ。気軽にゼティって呼んでね。」
次にカジキマグロさんが言った。
「ワシはルニーバ。もうすぐ60歳じゃ。」
ちょっと待って。え、カジキマグロさんじゃなくて、ルニーバさんって、そんな歳なのか。歳のせいで身長が低いって事だろうか。魚って外見じゃ分からない。そもそも、魚の年齢って気にした事が無かった。気にして食べていないからか、元の世界では。それに2人共僕が聞きやすい様にゆっくりとしゃべってくれている、有り難うございます。
取り敢えず、僕も
「僕の名前はクマドリタイゾウ、10歳です。」
「クマドリタイゾウ?なんか、難しい名前ね。略してクーって呼んでも良いかしら?」それは別に良いんだけど、難しい名前かな。少し不服だ。そう考えていると、ゼティさんがルニーバ爺の肩をつついた。夫婦でも何でも無かったんだ。
「ワシはな、20年位黒い大地を浄化している。このゼティと会ったのは、2年前じゃ。前任者が死んでもうてな。その後任で、優秀な子と目されて選ばれたのじゃ、ゼティは。」やっぱり、そうなんだ、ゼティさんは優秀な人なんだ。
「ワシも君と同じく連れて来られた人間じゃ。本名は波川海じゃ。」
ん?何だって、さらりと流そうとしたら、耳を疑う話をしてきた。というか、何故、ルニーバになったんだ。説明されても分からなそうだから良いけど。
「この世界に連れて来られた生き物は総じて、黒くない魔人として生を受けるのじゃ。只、存在事態が珍しいし、数も少ないし、皆見られたくなくて、基本隠れて生きているのじゃ。魔人として見られると、襲われたり、捕まったり、何をされるか分からないからじゃ。」
「ワシは浄化を使えるから、見回りとペアを組まされて黒い大地を浄化する仕事をしている。じゃが、基本的に2人だけで行動しているから、あまり知られていないのじゃ。苦労はしていないから、良いのじゃが。」
「ワシの昔話をしてやろう。」ルニーバ爺の話はこうだ。港町で生まれ、漁師さんの朝早くに漁に出かけ昼頃には魚と酒をかっ食らうそういう生活に憧れてしまったらしい。(注意 個人の感想です。)
中学を卒業すると、高校には行かず、知り合いの船に乗せて貰った。その船はイカ漁で漁の間電球を光らせるので、眩しくて、視力が弱くなったらどうするんだと思い、直ぐに船を降りてしまった。それで、別の知り合いに頼んだら、その知り合いがマグロ専門で、年の半分は漁に出なかったらしい。なので、海の家でバイトしながら、待っていた。そして、その時が来て、船に乗せて貰った所、ハマってしまったのだそうだ。
それ以降、マグロ専門になり、20代で自分の船を買えるようになり、30代でますますマグロを更に追いかけていた。そうしていたら、連れていかれたらしい、この世界に。そうして、20数年経った。
情報量多すぎる。結局、連れていかれた理由は分からないらしい。なんか不安になってきた。僕は元の世界に戻って、硬いせんべいを歯茎で噛める老人になれるのだろうか?今度夕陽に聞いてみよう。言葉を覚えるのに必死で、この所夕陽と話していない。そう僕が考えに耽っていると、ルリ・ゼティールドさん、いやゼティさんが近付いて来た。今度は何だろう?
「さあ、次は魔法よ。」
読んで頂き有り難うございます。更新は不定期でやるつもりなので、ご容赦を。登場人物はまだ増えません。




