夕陽に向かって走るのは止めよう
初めて書きますので拙いですが、宜しくお願いします。
1話1500字前後で書いていきたいと思います。頑張ります。
僕は気を落ち着かせようと努力していた。息を深く吸って吐いた、その度に首と肩の間から泡が出てきて、水面に昇っていった、綺麗だなと思ってプカプカ浮いていた。数秒後、「何でーーー!」と叫んだ。
「何で水中で息が出きるの?何で頭と足がこんなに離れているの?何で手や足の間にヒラヒラが着いているの?」頭の中で何故がグルグルしている。どうしたら良いんだろう?そうだ、取り敢えず地面に上がろう。
クロールしか出来ないので、クロールしているのだがこんなに速かっただろうか、こんな速さだと25mプールつまらなくなりそうだ。プール、至って普通の小学4年生である僕はプールも含めて運動全般それなりで、女子からキャーキャー言われず、男子からもカッコいいと言われなかった。だから、それがどうしたと思っている僕であるが、この速さクラスの人気者になる程の物だとは分かってしまった。そうこうしている内に、浜辺が見えて来たのでやっとかと思う。だが、浜辺に着く寸前光に照らされてしまった。何だ?遠くの方で音が鳴っている。どうしたんだろうかと思っていたが、先ずは自分の事を確認しよう。身長は近くに建てられている小屋より大きかった。つまり、小学4年生の身長ではない。お腹を見た、白い。腕を見た、青みがある灰色でザラザラしていた。顔を見ようと水面に近付いて気付いてしまった、尻尾が生えているではないか。そうして、全体を見たら、映画に出てくるサメと同じだと思ってしまった。二足歩行と目が二対あるのを除いてだが。これは何だ、夕陽に向かって走って疲れてしまって、そこいらで寝て見ている夢なのだろうか。それとも、歯医者さんが打った麻酔のせいなのだろうか。取り敢えず僕はその日寝てしまった。
誰かが僕のお腹をつついている。そんな感じがして起きてみた。そこには、剣や槍、盾、弓、果ては映画で観たような銃みたいなのを持っている老若男女の集団がいた。見たところ、日本人や欧米の人、アフリカの人に似ている人達がほとんどだった。言葉は通じるのだろうかと思っていたら、その事は吹っ飛んでしまった。何と、ウサギの頭や鹿の頭をしている人がその中にいるのを見てしまったからだ。さらに、神社で見たことがある龍の頭をしている人もいる。僕の頭よりも怖い。ここは何なんだ、どこ何だと僕が困惑していると、おじいちゃんが集団から出てきた。ウサギの頭をしていて、凄い髭が生えていて、背中が丸まっていて、杖を突いているのでおじいちゃんだと思ったが、おばあちゃんかも知れない。その老人は僕に近づいて来て何かを言ってきた。さっぱり分からない。僕は分からないというジェスチャーをしてみた、通じるのかは知らないが。すると、老若男女の集団に向かって老人が何かを言った。集団は下がって僕の視界から消えた、老人も。僕はどうしようも無いので、浜辺に座って海を眺めていた。視線の先は暗かった、今は夜なのだろうか。お腹が空いたらどうすれば良いのかと僕は考えていた。少し日が昇って来た気がした、視線の先が少し明るいのだ。
と突然、「あれはこの先に広がっている黒い大地を元の大地に戻している作業の光よ。」と言われた。誰だろうと思い、二対の目を初めて使った。視界が4つになるのかと思ったが、視界が広くなっただけだった。良かったと思い、後ろを振り向こうとしたら、鼻がピクピクした。何だろうと思ったら、説明し難いが後ろを感じ取れていた。これは船釣りに連れて行ってもらった時、船長さんが魚の群れをどうやって探すか説明していた時に出たソナーという機械と同じ仕組みだろうか。そんな気がしたし、あまり深く考えない事にした。自分の身体の事ではあるが、小学生なのである。後ろにも居なかった。じゃあ、何処に?目の前にいた。10匹分の蛍の光が。お前じゃないのか?
次回はこの作品の世界観に触れるので更新するのが遅くなります。それではまた、ご愛読有り難うございました。




