準備万端でも、不安なものは不安だ
初めて書きますので拙いですが、宜しくお願いします。
1話2000字前後で書いていきたいと思います。頑張ります。
「さあ、準備万端ね。行ってらっしゃい。期限は決めていないから、焦らないでね。悪い人には付いていかないのよ。」何だか、ゼティさんがお母さんに見えてきた。実際の僕のお母さんはもっと年を取っていて、うっかり屋さんでは無い。今頃、どうしているのだろうか。僕は行方不明の扱い何だろうか。心配させているのが嫌だ。早く元の姿に戻って帰らなければ。僕は弛んだ気持ちを引き締める。さあ、出発だ!
待て、何処へ行けば良いのか、聞かなかった。うーん、木の棒で決めるか。僕は木の棒を拾って、行く方向を決めた。そこには林があった。しかし、早速問題が生じた。僕の背が高くて木の枝にビシバシ叩かれる羽目になった。これは無理だ。違う方向に行こう。そう言えば、ルニーバさんにこの世界の地理を教えて貰った時、火山の近くにこの大陸で一番大きい湖があり、そこには一番大きい街があると教えて貰った。そこに行けば、宿題を一番早く終える事が出来そうだ。人が多いので、その分気が合いそうな人も多そうだから。確か、湖の名前はグラヌス湖。街の名前もきっとそうだ。僕は目的地を定めた。
目的地を定めて草原を歩いて数時間後、僕はお腹が空いてしまった。遂にこの時が来たか。見よ、僕の解決方法を!そう思って、僕は空を見上げ、息込んだ。地面に張り手をイメージした魔力をぶつけた、なるべく少なめに。大気圏外に出てしまったら、今度は下が水では無いのでどうなるか分からない。慎重に行こうと思っていた。
バンッ、思った程浮かない。と言うか、飛ばない。
ババンッ、草原に生えている木と同じ高さまでは来た。降りる時はどうするかって?魔力で全身を固めるのさ、ゼリーを思い浮かべて、この世界の常識さ。生意気だろ?
ドンッ、木は越えた。でも、まだだ。
デンッ、うわっ、魚と頭をぶつけてしまった。成功だ。1匹しか取れていないが。そもそも、生で食って良いんだろうか?悩んで、パクッといった。う~ん、小さい1匹でも結構腹にたまる。そんなに取らなくても良いのは助かるなと思った。僕は3匹食べた、満足満足。眠くなってしまった。昼寝しよう。地べたに横たわって、テントを羽織って寝た。テントはこういう使い方では無いのを知ったのはもう少し後の事である。
すると、「こら、何時まで寝てるのよ。」と聴こえたので、「もう少しだけだよ、お母さん。」と言ったら、「夕陽よ、夕陽。」と言って来たので、ビックリして起きてしまった。
「幽霊!?」
「殺すな!」
「うわっ、夕陽か、久しぶりだね。お休み。」
「だから、寝ないの、もう少し歩きなさい。」え~、夕陽は小学生の体力を知らない。知らなくて良いけど。言う通りに歩いた。夕陽はおそらく声をかけただけだろう、直ぐにいなくなってしまった。
しばらく、歩いていると、黒い草原が見えてきた。何だ?誰か焼いたのか?黒い草を触ると、気分がガクッとした。これは黒い魔力。何で?雨降ってないのに。もう少し進むと、湖が見えた。黒々しい湖だ。これはルニーバさんが言っていたあるか分からない黒い魔力が溜まっている湖か、こんなに早く会うだろうか?
僕が思案していると、急に後ろから
「まだ近づかない方が良い。お前のせいにされるぞ。」僕はビックリして、飛んでしまった。誰かが居た、幽霊では無かった。目の部分まで髪を伸ばしている、見えるんだろうか?
「俺の名はアルマーク・ノスパ。スパで良い。自称十刀流の剣士だ、宜しく。」
読んで頂き有り難うございます。更新は不定期でやるつもりなので、ご容赦を。今回は短めです。




