宿根木のたらい舟は「はんぎり」というのだよ。
まず次に向かったのは。
「佐渡国小木民族博物館」です。ここも「さどまる倶楽部」の割引がきいたよ。
小さいところをコツコツと節約出来るっていいよね。
駐車場がそこそこ広くて、空いていて素敵です。離れた所に停めたら濡れてしまうではありませんか。
さあ、中に入りましょう。
千石船「白山丸」がドーン!と鎮座していて、中に入れるようです。さあ、入船だ。
しかし流石に千石船。大きいぞ。
でっかいことはいいことだ♬
懐かしい昭和のCMソングが浮かぶ。
船頭さんいましたね。
お酒かな、飲んでお寛ぎムードです。
さっきまでリアルな人形を見てましたから、素朴さが新鮮だね。
隣には資料館があって廃校を利用して、所狭しと並べられていました。
独特の雰囲気です。
さて、次は宿根木へ。
道路の反対側に「はんぎり」という旗がはためいていているのを横目で見ながら駐車場へ。
駐車場が空いていました。良かった。
集落の入り口に景観協力金100円を払って下さい。とあります。了解です!
どこかに募金箱みたいなのがあるのだろう。
さて。街並み拝見。
ほほう。小糠雨の中を散策します。
はい、出ました。
これが有名な三角家。
宿根木のランドマーク的な存在です。
吉永小百合さんのポスターで有名。
コレを見に来たと言っても過言ではありません。
風情があります。レトロな雰囲気で、時が止まったようです。
「塩」の看板がアクセントになっていいですね。
昔は米や塩やお酒は決まった小売店で買ったものです。
今はスーパーやコンビニにでもありますけどね。
さて、協力金を入れる箱はどこに?
ああ、ありました。
「宿根木街並み案内所」の前です。
百円ずついれましょう。
中に入って聞いて見ます。
「あちらに見える「はんぎり」って、たらい舟ですか?」
「はい、宿根木のたらい舟は「はんぎり」と言いますよ、桶を半分に切ったような形ですから。
お時間があれば是非。」
たらい舟か。
佐渡ヶ島の旅で一度乗ろうと思ってました。ライフジャケットを着て待つ。
「見てください。チヌがいますよ。ここの観光大使みたいなものですよ、天然のものなんですが、寄ってくるんです。」
チヌ…黒鯛のことですね。
今市子さんのマンガで覚えました。
「百鬼夜行抄」で。
海面を見るとおお、います。立派な黒鯛が。
係員のお兄さんは、待っている間に色々お話しをしてくれます。
「今日はあんまり天気が良くないので、船頭さんもひとりだけなんですよ。」
なるほど。
前の人が行って帰ってくるのをひたすら待つ。
船頭さんも大変だ。
「宿根木が『ゴールデンカムイ』の聖地なんです。」
えっ、それは知らなかった。
『ピッコマ』で無料分だけ読んでます。
「ウチのはんぎりにはこないだ芸能人が…番組で色々取り上げられて…」
ほうほう。
「イモトとか。」
なるほど。
「U字工事とか。」
えっ、それは見たかった。わりとファンなんですよ。
U字工事。猫番組に出ていて猫好きのところなんか、
良いですね。人が良さそうで。
某・猫ペンションに行ったら、彼らのサインがあっでテンションあがりましたよ。
そんなトークを聞いてるうちに順番が来ました。
「雨が降ったら傘使って下さいね。」
との事。
…わりと直ぐ使いました。しつこいようですが私の五年ものZARAのパーカー。頑張って!
雨と風をブロックするのだあっ。
結構な揺れ。片手ではんぎりのへりをつかみ、もう片手で傘を差します。
船頭さんの粋なトークも、だんだん少なくなっていきます。
風で傘が飛ばされそう!頑張れ私!
「ここから外海に出ますー」
そうなんですか、頑張って下さい、船頭さん。
とうとうトークがなくなったよ!
大変なんだよね!
揺れる。風雨に耐えます。
これもなかなか思い出深い体験となりました。
さて、宿をめざします。




