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佐渡ヶ島・糸魚川・長野に行って来たよ。  作者: 雷鳥文庫


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10/13

宿根木のたらい舟は「はんぎり」というのだよ。

 まず次に向かったのは。

「佐渡国小木民族博物館」です。ここも「さどまる倶楽部」の割引がきいたよ。

小さいところをコツコツと節約出来るっていいよね。

駐車場がそこそこ広くて、空いていて素敵です。離れた所に停めたら濡れてしまうではありませんか。

さあ、中に入りましょう。

挿絵(By みてみん)

千石船「白山丸」がドーン!と鎮座していて、中に入れるようです。さあ、入船だ。

しかし流石に千石船。大きいぞ。

でっかいことはいいことだ♬

懐かしい昭和のCMソングが浮かぶ。

挿絵(By みてみん)


船頭さんいましたね。

お酒かな、飲んでお寛ぎムードです。

さっきまでリアルな人形を見てましたから、素朴さが新鮮だね。

隣には資料館があって廃校を利用して、所狭しと並べられていました。

独特の雰囲気です。


さて、次は宿根木へ。

道路の反対側に「はんぎり」という旗がはためいていているのを横目で見ながら駐車場へ。


駐車場が空いていました。良かった。


集落の入り口に景観協力金100円を払って下さい。とあります。了解です!

どこかに募金箱みたいなのがあるのだろう。

さて。街並み拝見。

挿絵(By みてみん)

ほほう。小糠雨の中を散策します。

はい、出ました。

これが有名な三角家。

挿絵(By みてみん)


宿根木のランドマーク的な存在です。

吉永小百合さんのポスターで有名。

コレを見に来たと言っても過言ではありません。

風情があります。レトロな雰囲気で、時が止まったようです。

「塩」の看板がアクセントになっていいですね。

昔は米や塩やお酒は決まった小売店で買ったものです。

今はスーパーやコンビニにでもありますけどね。

さて、協力金を入れる箱はどこに?

ああ、ありました。

「宿根木街並み案内所」の前です。

百円ずついれましょう。

中に入って聞いて見ます。

「あちらに見える「はんぎり」って、たらい舟ですか?」

「はい、宿根木のたらい舟は「はんぎり」と言いますよ、桶を半分に切ったような形ですから。

お時間があれば是非。」


たらい舟か。

佐渡ヶ島の旅で一度乗ろうと思ってました。ライフジャケットを着て待つ。

「見てください。チヌがいますよ。ここの観光大使みたいなものですよ、天然のものなんですが、寄ってくるんです。」


チヌ…黒鯛のことですね。

今市子さんのマンガで覚えました。

「百鬼夜行抄」で。


海面を見るとおお、います。立派な黒鯛が。


係員のお兄さんは、待っている間に色々お話しをしてくれます。

「今日はあんまり天気が良くないので、船頭さんもひとりだけなんですよ。」

なるほど。

前の人が行って帰ってくるのをひたすら待つ。

船頭さんも大変だ。


「宿根木が『ゴールデンカムイ』の聖地なんです。」


えっ、それは知らなかった。

『ピッコマ』で無料分だけ読んでます。


「ウチのはんぎりにはこないだ芸能人が…番組で色々取り上げられて…」


ほうほう。


「イモトとか。」

なるほど。


「U字工事とか。」

えっ、それは見たかった。わりとファンなんですよ。

U字工事。猫番組に出ていて猫好きのところなんか、

良いですね。人が良さそうで。


某・猫ペンションに行ったら、彼らのサインがあっでテンションあがりましたよ。


そんなトークを聞いてるうちに順番が来ました。


「雨が降ったら傘使って下さいね。」

との事。

…わりと直ぐ使いました。しつこいようですが私の五年ものZARAのパーカー。頑張って!

雨と風をブロックするのだあっ。


結構な揺れ。片手ではんぎりのへりをつかみ、もう片手で傘を差します。

船頭さんの粋なトークも、だんだん少なくなっていきます。

風で傘が飛ばされそう!頑張れ私!

「ここから外海に出ますー」

そうなんですか、頑張って下さい、船頭さん。

とうとうトークがなくなったよ!

大変なんだよね!

揺れる。風雨に耐えます。


挿絵(By みてみん)

これもなかなか思い出深い体験となりました。


さて、宿をめざします。

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