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リアル異世界2  作者: 紘希


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さくらの1日と彩の話。

 今回は、さくらに強制交代してしまった時の事について綴ろうと思う。

 さくらに強制交代を起こす時は、(なごみ)の自責が強くなった時が殆どで今回もそうだった。きっかけは些細な事だったが和が自責に陥るには十分な理由だったようで、和からさくらへ強制交代した。

 今までは月に1度のペースでさくらのターンが来ていたが、先月はそれがなかった。恐らくこのさくらのターンには、和を休ませる意味もあるのだろうと俺は考えている。そう考えれば、このタイミングでの強制交代も頷けた。

 ただこの強制交代の仕方の厄介な所は、内界の動きが停止し、さくら以外の人格が全員眠ってしまうという点だ。内界と繋がってさえいれば、交代は出来ずともコミュニケーションが取れる上に、さくらも一人にならずに済むので多少安心感も違うだろう。だが今の所、何故さくらのターンで内界が停止するのか、どうしたら内界と繋がるのかはわからないので対応が出来ない状況だ。


 さくらに強制交代を起こしたのが夜で、翌日は通所の予定もなかったのが不幸中の幸いだった。

 さくらは表に出ると、ぬいぐるみと共にジグゾーパズルをするのが大好きだ。さくらは3歳という年齢ながらジグゾーパズルが大得意だ。大人向けの300ピースのパズルなども一人でできてしまう。さくらは同じパズルを何度も繰り返し作るのだが、特にお気に入りなのが完成形がキャラクターのシルエットになる特殊な形のパズル。ピースの形も変形のものが多いのだが、さくらは一度完成した物を見るとなんとなくではあるが特徴的なピースの場所を覚えてしまう。おそらく、カメラアイに近い特性を持っているのだろう。その上聴覚情報の記憶力もいいので、どんな会話をしながら母と作ったのかを記憶してピースの場所を覚えたり、特徴的なピースの場所をオリジナルソングにして歌って覚えたりしている。またカメラアイの特性ゆえか、完成見本を殆ど見ずにパズルを完成させるのもさくらのすごい所だ。

 他にもさくらはレジンで作品を作るのが好きで、ヘアピンやキーホルダーなどを作って時間を過ごしたらしい。


 そうして丁度24時間が経った頃、誰かが混ざり強制交代を起こした。内界とは繋がらないまま、(あや)に交代したらしい。出てきた彩は前とは少し雰囲気が変わっていたらしい。彩も以前の(かなで)同様に和やさくらが苦手とするテンション感があった。そこから少しテンションが落ち着き、自認年齢は下がって15歳になったそうだ。再構成の途中、声が一時的に出なくなったタイミングで内界と繋がった為、このまま声が出ないのではないかという不安もあった。しかし一度和に交代した後、また彩に強制交代が起こると声が戻り内界での服装も変わっていた。奏の時の事を考えると、これで再構成は完了したと言えるだろう。


 今回、彩の再構成によりさくらのターンは24時間で終わった。いつもなら48時間なので、残り24時間がどうなったのかはこの時点ではわからなかった。

 次回は、その残り24時間がどうなったのかを綴ろうと思う。

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