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B型事業所のその後。

 今回は、前回の『B型事業所と支援。』のその後について綴ろうと思う。


 例の一件があった翌日も俺たちは通所の予定が入っていた。今回の件についてはしっかりとサービス管理責任者と話す必要があると感じていたので、通所は俺が行く事にした。通所した所でサービス管理責任者(以下、サビ管)が出勤しているかはわからなかったが、どちらにせよ(なごみ)は失声症状も出ていて通所出来る状態ではなかった。

 いざ通所をしてみると、運よくサビ管が居た。そこで面談を希望する旨を伝えた。するとこの日は午前中の通所だったので、朝礼後に面談をしてもらえる事になった。

 朝礼を終え、面談室に呼ばれた。そこで前日にあった出来事を伝え、それにより和が調子を崩している事を伝えた。指導員の言う事は一般的には正論である事、しかしそれは和の障害特性上とても難しい事だと伝えた。長い目で見た時にいつか出来るようになっていたらそれに越した事はないとは思うが、今和がB型事業所に通う上での目標は、安心して通所出来るようになり外の世界(家族以外)との繋がりを持つ事。通所を無理にするのではなく、不安のない状態で楽しく通える事が今の俺たちの願いである事も伝えた。その上で、指導員さんの言葉は事業所としての方針なのか指導員さんの個人的意見なのかを尋ねた。すると、どちらかと言えば後者だという返答だった。

 サビ管は和の発達特性も理解してくれていて、そういった和の困難さに合わせた支援をすべきだと考えているらしい。サビ管の方針としては、安定して通所出来る事・自分のやりたい事を見つける事・何かあった時に相談出来る事、この3つが和のやるべき事であり、目標とする所だと言っていた。

 指導員不在時の対応についても出来ない事はないので、必要なら自分(サビ管)に声を掛けてほしいとの事だった。また指導員の長期休暇期間に関しては、和が1人でも作業が出来るようなマニュアルを作るなどの対応をするのが支援であるという話もしてくれた。また、指導員のスタッフたちは福祉についての知識が浅く、様々な障害や疾患についても理解が出来ていないという話もあった。

 ともかくこの件に関しては、指導員の方にもサビ管から話をして改善に努めてくれるそうだ。今回は事業所側の方針も知る事が出来たので、あとはサビ管に任せてみる事にした。


 さて次回はこの更に後日談として、今回の一件から半月ほど経過した時点での状況と俺が指導員さんと面談をした時の様子について綴ろうと思う。

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