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転生り(はじまり)
その日、僕は学校へと歩を進めていた。高校2年生の夏だった。僕は何処にだっている普通の高校生だ。
校長が「学校の授業を受けていれば受験に受かる」などと全校集会で話すような自称進に通っていて、成績は中の上。多少陰キャだが友達はいる。少しばかりメンタルが弱く時々病むが、僕なりに人生を謳歌している。そんな僕にその日、転機が起こった。
裏路地で急に吐き気が襲ってきた。死ぬのかな?とも思って怖くなった。
独りだった。
嗚呼、ぼっちで死ぬんだ。
目を閉じた。
………
そして意識が戻った僕の目に最初に映ったのは延々と広がる夜空と幾星霜の星々。
心なしか東京のそれよりも綺麗に見えたんだ。




