なんで生きているんだろうか
「みんなどうしてそこまで頑張れるんだろう。僕には一つもわからない」
僕は、そう思いながらベットの上で寝っ転がっていた。
そんな中、僕は窓の外を見た。そこには、夕日に照らされた街並みが広がっていた。その光景は、虚ろな気分になっていた僕に一瞬の光が差すほどだった。
しかし、そんな気分も一瞬は一瞬。数分も立たないうちにまた虚ろな気分が舞い戻ってきた。
「はぁ。結局こんないい気分もすぐに消え去る。何だか悲しくなってきたな。ははは」
すると突然、僕の目から急に涙がこぼれてきた。
「あれ何で僕の目から涙なんかこぼれてくるんだろう?ははっ、ははは…」
そして僕は、ついに耐え切れなくなり泣き出した。
「うっ…うわーん。うわーん」
僕は、大粒の涙をたくさんベットの上でこぼし、部屋に響き渡るくらいの大きな声で、泣き出した。
それから数時間、涙や声が枯れるまで泣き続け、ようやく泣き止んだ。
そして僕は、その泣いた疲れそのままベットで、横になった。
ベットには、涙の後がついてとてもべとべとして気持ち悪かった。けれど僕は、そんなことは気にせずに寝ていた。
外は、もう暗くなっていて今度は、満月が街並みを照らしていた。それは、とても穏やかだった。