1話 病床につく少女
眠い中テキトーに書いてるので読まなくてもいいですwww
ゴホッゴホッ…
大理石でできた床、天井には豪華なシャンデリア。周りには煌びやかな装飾品が並んでいる豪華な部屋に、咳き込む音が谺響する。
その部屋の中心にある巨大なキングサイズはあろうかというベッドの上には1人の少女の姿があったーーー
手足は痩せほそり頬はこけ、まるで“病弱”を絵に書いたような少女
今にも息絶えてしまいそうな彼女の名前は“ナナナ”という。
実はこの少女は、この世界を救う勇者であった。
この国では“ナナナ”という名前は、今世に生ける伝説として、知らない者はしない程有名な名前である。
そのナナナ伝説はこうだーーー
若干7歳で人間にとっての魔法の最高位といわれる第四位界魔法のはるか深淵、第5位界魔法を習得。
同7歳で国内の年少部の武術大会で最年少記録で優勝。
翌8歳の時には成人部でも完全優勝を果たし、その年の全人種族世界大会で各国の騎士団長や達人達をおさえて優勝。
その時には魔法の実力も底無しに上昇しており、第十位界魔法という今まで神話でしか見かけなかった冗談じみた領域にまで足を踏み入れていた。
この世界の人々は彼女を崇め、人々に恐怖を与える存在“魔王”すらも必ず倒してくれる。
そう思っていた。だがーー
そんな彼女でさえも、運命の寿命には勝てなかったのである。
彼女を蝕む運命の寿命による病魔は、世界中のどんな魔法、アイテムでさえも治す術はなく、9歳になる今はもう1人で歩く事はおろか言葉も発せず、ただただ死を待つのみとなっていたのだった。