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色々と多い主人公  作者: rein
始まりと出会い
4/9

村の中 1

初めての馬に乗るという体験はとても怖かった。

初めてだからかもしれないが、周りの風景を見る余裕なんてまったく無かった。


村に着くまでの数十分はずっと目を瞑り、降りた時にはすぐに地面に座り込みとてもぐったりしてしまった。

グランさんは心配して声をかけてきたが「大丈夫、大丈夫。」と、返して村の方へ歩いていった。


グランは、まだ心配そうにしてしていだか、村の門に近づくと門番?の所まで走っていき、何かを話して帰ってきた。


ぼくのことを話してくれたのかな?向こうから見たら怪しい格好をしてるし、もしかしたら捕まったかもしれないな。グランさんに感謝しないと。


「よし!行くぞ!」

「りょーかい。そういや、門番?と話していた時間が少し長かった気がしたんだが、何話してたんだ?」

「あ、あぁ世間話だよ、世間話。お前には関係ないことだ。それじゃぁ宿に行くぞ!」


少し戸惑ってた気がするけど、最後の勢いのまま連れていかれた。


僕は〈穴熊亭〉という宿の前に来た。どうやらこの村には宿がここしかないそうだ。

そこはここに来るまでに見た家の中でもかなりの大きさだった。

しかしもう夕方近くになってるのに料理の匂いが一切せず、人もあまり入っている感じがしなかった。


「あの、グランさん?ここあまり人がいるようには見えないんだが……料理の匂いもしないし…本当にここであってる?」

「あぁ!あってるぜ!この村はあまり旅人が来ないし、村の人もほぼ毎日家で食べてるからな!だからそこまで人がいないんだよ!」


なるほど、だから人がいないのか。でもなんで旅人はこないんだろ?なにか理由があるのかな?ここが街から遠いとか?

そんなことを考えてる内にグランさんは〈穴熊亭〉の扉に手をかけていた


「じゃあはいるぞ!」


そう言ってグランさんは扉を開けた。


カランカラン

次は明日の23:00に投稿します

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