第9話 バギーニャ海軍
テスト週間で更新遅れました。
そんなわけで、俺はスヴェントヴィトで
多大な苦労をしているわけだが、
なにもしてなかったわけじゃない。
バギーニャの歴史や政治体制、経済状況、
そしてバギーニャ海軍の兵力などを
空いた時間で勉強し続けた。
バギーニャ海軍は、主に4つの主力艦隊からなる
巨大な組織である。
まずバギーニャ海軍の中核。
艦隊司令部率直の第一艦隊から説明したい。
第一艦隊は、
戦艦4隻
重巡洋艦6隻
軽巡洋艦2隻
駆逐艦12隻
からなっている。
戦艦は前にも説明したスヴェントヴィトの
他に3隻が配備されており、これらはどれも
日本で建造された新鋭艦ばかりだ。
なお、スヴェントヴィトに同型艦は
まだいない。
日本で2番艦がつくられているとの噂もあるが、
定かではない。
戦艦スヴェントヴィト
常備排水量"48400"トン
満載排水量"52000"トン
全長:253m
水線部幅:33,5m
機関出力:192500hp
最大速力:29,3ノット
主兵装
45口径"40"cm連装砲 4基8門
60口径15,5cm三連装砲 2基6門
40口径12,7cm連装高角砲 両舷12基24門
ボフォース40mm四連装機関砲 両舷18基
スヴェントヴィトの性能をもう一度
記載しておく。
この艦は書類に書かれている以外に、
最新の溶接技術や、注排水装置、
試験的に電波探信儀を備えているなど
1939年12月の時点では間違いなく世界最強最新の
戦艦だった。
続いて第一艦隊の基幹となる3戦艦、
スヴァローグ級について記載する。
スヴァローグ級戦艦
(同型艦3隻/スヴァローグ/ストリボーグ/ダジボーグ)
常備排水量:42600トン
満載排水量:46300トン
全長:248.1m
水線部幅:30.49m
機関出力:137200hp
速力:29.1ノット
主兵装
45口径41cm連装砲 5基10門
50口径14cm単装砲 16門
40口径12.7cm連装高角砲 両舷8基16門
40mm,25mm対空機銃多数
海軍マニアならハッとする人もいるのでは
ないだろうか。そう、この艦は日本海軍の八八艦隊計画の1隻、
紀伊型の設計に微調整を加えたものだ。
スヴェントヴィトと大きさ的には
あまり変わらないが、こちらには当初電探が
装備されていなかった。
そのため、電子兵器、光学兵器の最先端技術を有する
ドイツから警戒用レーダーを導入している。
日本のものより性能はいいが、故障も多く、
一長一短といったところ。
3隻すべてに装備されているため、1隻が
故障してもカバーは可能だ。
この3艦が第一戦隊を構成する。
続いて第三戦隊を構成する重巡4隻だ。
クロノスコエ級重巡洋艦
(同型4隻/クロノスコエ/アジャバチエ/ハルチンスコエ/
クラジェチノエ)
基準排水量:11213トン
公試排水量:13320トン
全長:201.6m
全幅:19.4m
機関出力:152000hp
最大速力:35ノット
主兵装
50口径20.3cm連装砲 4基8門
40口径八九式12.7cm連装高角砲 4基8門
九六式25mm連装機銃 6基12挺
13mm連装機銃 2基4挺
九〇式61cm3連装魚雷発射管二型 4基
水上偵察機6機
このクロノスコエ級重巡は
日本海軍の利根型巡洋艦とほぼ同じ設計だ。
搭載した水上偵察機6機で艦隊の目を担う他、
艦隊決戦時には敵艦隊の護衛の露払いを行う。
ハイリュゾヴァ級防空巡洋艦
(同型2隻/ハイリュゾヴァ/モロシェチナヤ)
基準排水量:12000トン
満載排水量:13400トン
全長:200.6m
水線部幅:20.2m
機関出力:134000hp
最大速力:32ノット
主兵装
50口径20.3cm連装砲 3基6門
40口径八九式12.7cm連装高角砲 両舷10基20門
九六式25mm連装機銃12基24挺
九〇式61cm三連装魚雷発射管二型 2基6門
このハイリュゾヴァ級は
見てのとおりの防空艦だ。
まだ航空機の優位が証明されていないこの時代において
防空専門の艦というのも(特に日本の影響を
強く受けているのであれば)珍しい。
艦の設計自体は鈴谷型とほぼ同じ。
主砲と魚雷発射管を減らして高角砲を
増やしている。
軽巡オフレフカ級
(同型艦2隻/オフレフカ/コリマ)
基準排水量:5200トン
満載排水量:5630トン
全長:166.6m
水線部幅:14.9m
機関出力:90000hp
最大速力:35ノット
主兵装
60口径三年式15.5cm三連装砲 2基6門
40口径12.7cm連装高角砲 両舷2基4門
25mm連装機銃 4門
13mm連装機銃 2門
九◯式61cm連装魚雷発射管 4基8門
爆雷投射機 4基
軽巡オフレフカ級は
バギーニャ王国が建造した国産巡洋艦である。
ただし、機関は日本海軍の艦本式タービンを
使用しており、その他兵器も
日本から輸入したものや、ライセンス生産したものが
多く、国産なのは船体のみだ。
主砲は日本の傑作砲、15.5cm三連装砲、通称最上砲を
採用している。
ただしそのせいでバランスはあまりよくない
らしく、15.5cm連装砲の研究が
急がれている。
駆逐艦は白露型のフルコピーなので
ここは割愛する。
どんどんいこう。
次は第二艦隊
こちらは第二戦隊の高速戦艦4隻と
第四戦隊の重巡4隻、
軽巡1隻、駆逐艦8隻の中規模高速打撃部隊と
なっている。
ペレスウェート級巡洋戦艦
(同型4隻/ペレスウェート/ポピエダ/レトウィザン/ナワリン)
常備排水量:41000トン
満載排水量:44200トン
全長:249.2m
水線部幅:32.26m
機関出力:131200hp
最大速力:30ノット
主兵装
45口径41cm連装砲 5基10門
50口径14cm単装砲 16門
40口径12.7cm連装高角砲 両舷6基12門
この巡洋戦艦もマニアならすぐに
わかるだろう。
ワシントン条約で航空母艦に変更された
天城型巡洋戦艦とほぼ同じスペックである。
この艦は防御力よりも速力を重視しており、
舷側装甲254mmと日本の長門型戦艦の305mm
よりも50mm近く薄い。
そのかわりに傾斜装甲やバルジを採用しており、
長門型を上回る防御力を持っている。
就役当初は魚雷発射管まであったらしいが、
誘爆の危険性からバギーニャ海軍のほうで
取り外した。
重巡エニセイ級
(同型艦4隻/エニセイ/ピャシナ/タイミラ/レナ)
基準排水量:14,050トン
満載排水量:18,200トン
全長:202.8m
全幅:21.3m
機関出力:132,000hp
最大速力:32.5ノット
主兵装
SKC/34 20.3cm(60口径)砲連装4基8門
SKC/33 10.5cm(65口径)高角砲連装6基12門
37mm(83口径)機関砲連装6基12門
20mm(65口径)機関砲単装8基8門
533mm水上魚雷発射管3連装4基12門
重巡エニセイ級はバギーニャが
ドイツから輸入した巡洋艦だ。
設計はアドミラル・ヒッパー級と
ほぼ同じ。
ドイツはこのエニセイ級で色々と試験を
行い、機関が故障しやすい以外は合格点だったので
アドミラル・ヒッパー級の生産に踏み切ったそうだ。
ただし、ドイツ製なのは一番艦エニセイと
二番艦ピャシナだけで、三番艦以降は
バギーニャがライセンス生産したものだ。
今回はこのくらいにしておこう。
ところで、今回の説明に不審な点を
見つけた人、何人いらっしゃるかな?




