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暁の海の女神  作者: 呉提督
9/21

第9話 バギーニャ海軍

テスト週間で更新遅れました。

そんなわけで、俺はスヴェントヴィトで

多大な苦労をしているわけだが、

なにもしてなかったわけじゃない。


バギーニャの歴史や政治体制、経済状況、

そしてバギーニャ海軍の兵力などを

空いた時間で勉強し続けた。


バギーニャ海軍は、主に4つの主力艦隊からなる

巨大な組織である。


まずバギーニャ海軍の中核。

艦隊司令部率直の第一艦隊から説明したい。


第一艦隊は、

戦艦4隻

重巡洋艦6隻

軽巡洋艦2隻

駆逐艦12隻


からなっている。


戦艦は前にも説明したスヴェントヴィトの

他に3隻が配備されており、これらはどれも

日本で建造された新鋭艦ばかりだ。

なお、スヴェントヴィトに同型艦は

まだいない。

日本で2番艦がつくられているとの噂もあるが、

定かではない。



戦艦スヴェントヴィト


常備排水量"48400"トン

満載排水量"52000"トン

全長:253m

水線部幅:33,5m

機関出力:192500hp

最大速力:29,3ノット


主兵装

45口径"40"cm連装砲 4基8門

60口径15,5cm三連装砲 2基6門

40口径12,7cm連装高角砲 両舷12基24門

ボフォース40mm四連装機関砲 両舷18基



スヴェントヴィトの性能をもう一度

記載しておく。

この艦は書類に書かれている以外に、

最新の溶接技術や、注排水装置、

試験的に電波探信儀を備えているなど

1939年12月の時点では間違いなく世界最強最新の

戦艦だった。



続いて第一艦隊の基幹となる3戦艦、

スヴァローグ級について記載する。



スヴァローグ級戦艦

(同型艦3隻/スヴァローグ/ストリボーグ/ダジボーグ)


常備排水量:42600トン

満載排水量:46300トン

全長:248.1m

水線部幅:30.49m

機関出力:137200hp

速力:29.1ノット


主兵装

45口径41cm連装砲 5基10門

50口径14cm単装砲 16門

40口径12.7cm連装高角砲 両舷8基16門

40mm,25mm対空機銃多数


海軍マニアならハッとする人もいるのでは

ないだろうか。そう、この艦は日本海軍の八八艦隊計画の1隻、

紀伊型の設計に微調整を加えたものだ。

スヴェントヴィトと大きさ的には

あまり変わらないが、こちらには当初電探が

装備されていなかった。

そのため、電子兵器、光学兵器の最先端技術を有する

ドイツから警戒用レーダーを導入している。

日本のものより性能はいいが、故障も多く、

一長一短といったところ。

3隻すべてに装備されているため、1隻が

故障してもカバーは可能だ。

この3艦が第一戦隊を構成する。



続いて第三戦隊を構成する重巡4隻だ。


クロノスコエ級重巡洋艦

(同型4隻/クロノスコエ/アジャバチエ/ハルチンスコエ/

クラジェチノエ)


基準排水量:11213トン

公試排水量:13320トン

全長:201.6m

全幅:19.4m

機関出力:152000hp

最大速力:35ノット


主兵装

50口径20.3cm連装砲 4基8門

40口径八九式12.7cm連装高角砲 4基8門

九六式25mm連装機銃 6基12挺

13mm連装機銃 2基4挺

九〇式61cm3連装魚雷発射管二型 4基

水上偵察機6機



このクロノスコエ級重巡は

日本海軍の利根型巡洋艦とほぼ同じ設計だ。

搭載した水上偵察機6機で艦隊の目を担う他、

艦隊決戦時には敵艦隊の護衛の露払いを行う。



ハイリュゾヴァ級防空巡洋艦

(同型2隻/ハイリュゾヴァ/モロシェチナヤ)


基準排水量:12000トン

満載排水量:13400トン

全長:200.6m

水線部幅:20.2m

機関出力:134000hp

最大速力:32ノット


主兵装

50口径20.3cm連装砲 3基6門

40口径八九式12.7cm連装高角砲 両舷10基20門

九六式25mm連装機銃12基24挺

九〇式61cm三連装魚雷発射管二型 2基6門


このハイリュゾヴァ級は

見てのとおりの防空艦だ。

まだ航空機の優位が証明されていないこの時代において

防空専門の艦というのも(特に日本の影響を

強く受けているのであれば)珍しい。

艦の設計自体は鈴谷型とほぼ同じ。

主砲と魚雷発射管を減らして高角砲を

増やしている。




軽巡オフレフカ級

(同型艦2隻/オフレフカ/コリマ)


基準排水量:5200トン

満載排水量:5630トン

全長:166.6m

水線部幅:14.9m

機関出力:90000hp

最大速力:35ノット


主兵装

60口径三年式15.5cm三連装砲 2基6門

40口径12.7cm連装高角砲 両舷2基4門

25mm連装機銃 4門

13mm連装機銃 2門

九◯式61cm連装魚雷発射管 4基8門

爆雷投射機 4基



軽巡オフレフカ級は

バギーニャ王国が建造した国産巡洋艦である。

ただし、機関は日本海軍の艦本式タービンを

使用しており、その他兵器も

日本から輸入したものや、ライセンス生産したものが

多く、国産なのは船体のみだ。

主砲は日本の傑作砲、15.5cm三連装砲、通称最上砲を

採用している。

ただしそのせいでバランスはあまりよくない

らしく、15.5cm連装砲の研究が

急がれている。


駆逐艦は白露型のフルコピーなので

ここは割愛する。



どんどんいこう。


次は第二艦隊

こちらは第二戦隊の高速戦艦4隻と

第四戦隊の重巡4隻、

軽巡1隻、駆逐艦8隻の中規模高速打撃部隊と

なっている。



ペレスウェート級巡洋戦艦

(同型4隻/ペレスウェート/ポピエダ/レトウィザン/ナワリン)


常備排水量:41000トン

満載排水量:44200トン

全長:249.2m

水線部幅:32.26m

機関出力:131200hp

最大速力:30ノット


主兵装

45口径41cm連装砲 5基10門

50口径14cm単装砲 16門

40口径12.7cm連装高角砲 両舷6基12門



この巡洋戦艦もマニアならすぐに

わかるだろう。

ワシントン条約で航空母艦に変更された

天城型巡洋戦艦とほぼ同じスペックである。

この艦は防御力よりも速力を重視しており、

舷側装甲254mmと日本の長門型戦艦の305mm

よりも50mm近く薄い。

そのかわりに傾斜装甲やバルジを採用しており、

長門型を上回る防御力を持っている。

就役当初は魚雷発射管まであったらしいが、

誘爆の危険性からバギーニャ海軍のほうで

取り外した。


重巡エニセイ級

(同型艦4隻/エニセイ/ピャシナ/タイミラ/レナ)


基準排水量:14,050トン

満載排水量:18,200トン

全長:202.8m

全幅:21.3m

機関出力:132,000hp

最大速力:32.5ノット


主兵装

SKC/34 20.3cm(60口径)砲連装4基8門

SKC/33 10.5cm(65口径)高角砲連装6基12門

37mm(83口径)機関砲連装6基12門

20mm(65口径)機関砲単装8基8門

533mm水上魚雷発射管3連装4基12門



重巡エニセイ級はバギーニャが

ドイツから輸入した巡洋艦だ。

設計はアドミラル・ヒッパー級と

ほぼ同じ。

ドイツはこのエニセイ級で色々と試験を

行い、機関が故障しやすい以外は合格点だったので

アドミラル・ヒッパー級の生産に踏み切ったそうだ。

ただし、ドイツ製なのは一番艦エニセイと

二番艦ピャシナだけで、三番艦以降は

バギーニャがライセンス生産したものだ。



今回はこのくらいにしておこう。

ところで、今回の説明に不審な点を

見つけた人、何人いらっしゃるかな?

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