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プロローグ

10月9日に内容変更

幾つかの界域が1つに重なり合った世界。

神話時代に異界を併合し誕生したこの世界は、人族(人間・獣人)は大地に、魔人は大地の裂け目に、エルフは森に、竜は蒼界圏と呼ばれる上空の浮島に住まう。




以下、創世記神話より抜粋



―――遥か昔、かつての人類が栄華を極めていた時代。人は大地に溢れ、森を壊し、水を濁し、大地は穢れ、数多の命が消えた。

ことを憂えた神々は、世界を守るため、人狩りを潜思する。

だが、神々の末席に連なる優しき竜は、「神々が、その子らである人を殺めることなどあってはならぬ」とそれを諌めた。


しかし、地上には人の妬み・嫉み・恨み・憎しみが溢れ、悪意と成った人の行為は収まらず、地上はますます穢れ続けた。

心を痛めた〈優しき竜〉は、人の悪意や憎悪を自らの竜砡に集約することで世界の崩壊を食い止めた。

魂と心を穢した竜は病み、かくして〈終末の竜〉は誕生した。

創世記神話 【終末の竜】




 〈終末の竜〉となったかつての神は、世界を破壊する。

守護すべき人を殺め、世界を壊し、そしてその魔手は精霊界・魔界にまで伸びた。

「このままでは神々の世界までもが壊されてしまう」そう危惧した神々は、〈優しき竜〉の兄弟たちに病んだ竜を討つよう命じた。

兄弟竜たちは、傷つきながらも竜を討つ。しかし、世界の崩壊は止まず、〈終末の竜〉の亡骸からは世界の穢れが溢れ出した。

そこで魔界を統べたる王は神々に提案した。「魔族の住まう新しい大地を約定に、(われ)が魔界の奥深くへ、病んだ竜の躯を封じよう」と。

魔族の王は、自身の身体を扉に代えて、〈終末の竜〉を魔界の奥へと封印した。

神の一柱は、壊れてしまった世界の欠片を集めて一つの世界に創り変えた。こうして〈新世界〉は誕生した。 

創世記神話 【新世界の誕生】




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