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~鋼鉄の墓標~

陽炎ゆらぐ荒野。


その陽炎の彼方に、二つ三つの黒い山、いや、丘が見える。


丘?


いやいや、それは堆く積み重なったスクラップだった。


錆びた車のフレーム、巨大な建造物を構成していたであろう鉄骨、はたまた、何かの超兵器を彷彿させる鋼の骨格。


それらが、およそ人力では不可能としか思えない位の高さまで積まれている。


だれが?いつ?


それは、誰も解らない。


だが、


灼熱と言っても過言ではない大地を踏みしめ、一人の女性がその鋼の墓標に向かい、歩みを進めているのは紛れもない事実である。


女性?


照りつける太陽の光を遮る為、サングラスをかけた女性。


それはいい。


ただ、その女性は、そこが灼熱の荒野という事実を周りに認識させるのを拒むかの如く、漆黒のロングコートを身にまとい、さらにその上に、首、胸、肩を防護するアーマー付きのマントを装着していた。


サファイア色の透き通った髪を、たまに吹く熱く乾いた風になびかせ、女性はゆっくりと、しかし確実に鋼の墓標に近づいていった。



細く高いヒールの、ロングブーツの足跡を刻んで。

読みにくいのは仕様です。(笑)

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