数に関する設定の纏め
1.単位
・長さ:デシ
地球のほぼ10cm。アイルの変形魔法で再現されているため、ほぼ正確に10cmだと思われる。
・角度
時、刻、分、秒で表わす。
360°=12時=144刻=1,728分=20,736秒
1時=12刻=30°
1刻=12分= 2.5°
1分=12秒= 0.2083°
1秒 = 0.01736°
・質量:キロ
1デシ立方の水の質量。
地球の1.0145kg 水を構成している酸素と水素の同位体比率が地球と異なることからガイアの重量の方が若干重い。
・時間:秒
ガイアの1日の1/d1000(=1/20,736)の時間。
アイルは、光速度からの類推でガイアの1秒は地球の4.21188secだと考えている。
・温度:度
標準気圧での水の凝固点が0度、標準気圧での水の沸点がd100(=144)度
標準気圧が地球と異なることからガイアのd100度は地球の102℃に相当するため、ガイアでの1度は地球での0.71℃ぐらい。
・電流:アンペア
1アンペアは1秒間に1/d47,N05(=1/96,485)モルの1価イオンを発生させることができる量。ニケの発案でファラデー定数から電流値を定めた。
・電圧:ボルト
純粋な鉛、純粋な酸化鉛を電極として、重量比率が1/3の硫酸を使用した時の鉛蓄電池の初期起電力を2Vとした。鉛蓄電池の起電力は時間とともに変動するが、アイルが標準抵抗と半導体を利用した標準電圧装置を作ってそれを正として運用している。
・標準気圧:デシHg
水銀柱高さd8.1Nデシとなる気圧。マリム周辺で測定した気圧を基準に設定。
地球の単位換算では1086hPa。
2.数と読み方
ガイアは12進数を使用している。小説内では先頭にdが付いている数値が12進数の数値。
呼び名で最大の数はd10の9乗を表わすボロで、d10の12乗を表わす呼び名は無い。有史以来そんな大きな数字が扱われた事が無かった。ちなみにd10のd16(=18)乗はボロボロと呼ぶ。
d1「ウノ」 = 1
d2「ジノ」 = 2
d3「トリ」 = 3
d4「テトラ」 = 4
d5「ペンタ」 = 5
d6「ヘキサ」 = 6
d7「ヘプタ」 = 7
d8「オクト」 = 8
d9「ノナ」 = 9
dN「デカ」 = 10
dW「エバ」 = 11
d10「デイル」 = 12
d100「クアト」 = 144
d1,000「サンド」 = 1,728
d10,000「デイルサンド」 = 20,736
d100,000「クワトサンド」 = 248,832
d1,000,000「ミロ」 = 2,985,984
d1,000,000,000「ボロ」= 5,159,780,352
この世界に「0」は無かった。
アイルとニケが「レイ(零)」とか「ゼロ(zero)」とその時々で適当に呼んだので、「0」は「レイ」または「ゼロ」と読む。
この世界では1以下の数は小数は使わずに分数で表現していた。小数点「.」は、「テン」と読み、その後に続く数字はそのままの数の名前を順に読むルール。
これもアイルとニケが行なったとおりになっている。
ちなみに、1以下の数の場合に限って、「0.123」は「レイ テン ウノ ジノ トリ」であって、「ゼロ テン ウノ ジノ トリ」とは読まない。
単なるアイルとニケの癖なのだが、慣用例として定まった。
3.時刻
時間は1日を12分割した時、1時を12分割した刻、1刻を12分割した分、1分を12分割した秒で表わされる。
ガイアの人々はもともとゼロを知らなかったので、一日の始まりとなる日の出の時刻(地球であれば午前6時)は1時1刻1分1秒だった。
アイルからの強い要請で、その時刻を1時0刻0分0秒と呼ぶことになった(少なくともガラリア王国では)。
そもそもこの世界の人は時より細かな時刻には頓着していなかった。
日の出の時刻を1時、仕事の始まりが2時、正午が4時、仕事終りが4時、日の入りの時刻が7時というだけの認識。そのため刻を使う事は全くと言って良いほど稀だった。そのためにすんなり受け入れられたという経緯がある。
刻や分は、鉄道や大型船の時刻表以外に使われる事など無かった。時刻表で刻や分という時刻の単位を知る王国民が殆どだった。
その変更に伴なって、一日の開始となる0時0刻0分0秒は、以前のd10時d1刻d1分d1秒(地球であれば午前4時)となった。
アイルが測定した光速度の結果から、この世界と地球で同じ物理法則が成り立っていて光速度が同じであるとした場合、1秒は地球での4.21188sec。
1日の時間は地球の1.01085dayに相当し、殆ど変わらない。
4.暦法
セレンの満ち欠けを基準にした太陽太陰暦を使用している。
神々の戦いが発生した年を元年とした神歴年号を使用している。
ちなみにアイルとニケが生まれたのは、新暦3194年。
セレンの朔望月の日数がd30.1884(=36.14357)日のため、1週間が6日、6週間d30(=36)日で1ヶ月になる。
ガイアの公転周期がd301.N3NN(=433.8604)日なので1年はd10(=12)ヶ月である。
ガイアの36日と、セレンの朔望月の日数にはズレがあるので、1月と7月に閏日が入る。7月の閏日についてはその前年に神殿が決定する。
そのため、1年はd302(=434)日かd301(=433)日になる。
セレンで定める12ヶ月の長さとガイアの公転周期にもズレがある。
セレンの12月の時間がd301日8時8刻3分9秒(=433.7244日)に対して、ガイアの公転周期がd301日N時3刻N分N秒(=438.8604日)なので、12ヶ月は実際の1年よりも、0.1360日、(0.003778月)短かい。d1N1(=265)年で一月のズレが発生する。
月のズレが確認されたると神殿の指導により閏月が導入されることになっている。d10(=12)月の後にd11(=13)月が挿入される。
しかし、戦争などがあると導入できなかった事もある。その場合にはまとめて2ヶ月の閏月の導入ということも発生した。
ちなみに、最後に閏月が導入されたのは、東部大戦が終結(神歴3119年)した翌年の神歴3120年。そのため、しばらくは閏月の導入は実施されない予定。
神々の戦いが発生した当初は事情が分からず、1月をセレンの朔月のd30(=36)日、1年を神々の戦い以前同様にd10(=12)ヶ月と定めて運用した。
その運用が始まって、d10年ほど経った頃に、1月をd30日としていると朔の日にずれが生じることが分かり、閏日を導入することになった。
1月と7月がd31(=37)日で他の月はd30日と定めた。
これでもズレが生じるので、神殿が翌年の7月に閏日を入れるかどうかを決めるて宣言することになっている。
セレンの朔の日は特別な観測を実施しなくても分かるので、それで問題は無かった。
しかし、d500(=720)年ほど経過した頃、月と季節のズレに神殿がの気付いた。そのため神殿の指導により閏月を導入する事になった。
閏月の導入はd1N0年周期と極めて長い年月毎となる。
閏月の導入は神々の戦い以降の歴史の記録を担っている神殿の役割として継続されている。
5.通貨
各王国で使用されている通貨は小銅貨、大銅貨、小銀貨、大銅貨、小金貨、大金貨の6種類。
貨幣の意匠や呼称は王国で様々だが、概ね同じ大きさ、重量の通貨が用いられている。
これは最初に王国が作られたアトランタ王国で定めたものだ。長い歴史の中で多くの王国が生まれていったのだが、そのまま継承されている。
ちなみに、ガラリア王国の通貨の表面には初代国王のレリーフが、裏面には王国の紋章が入っている。
各貨幣の呼称、価値は以下の通り。
種別 呼称 価値 円換算の推定価値
小銅貨 ガント 1ガント 12円
大銅貨 デイルガント 12ガント 139円
小銀貨 クアトガント 144ガント 1,667円
大銀貨 ガリオン 1,728ガント 2万円
小金貨 デイルガリオン 12ガリオン 24万円
大金貨 クアトガリオン 144ガリオン 288万円
この推定金額は、アイルの感覚で都市部での生活が日本と変わらないとして算出したため、かなり日本円の評価が高めの設定になっている可能性がある。
また、金貨は高額なため、一般には全く流通していない。
大きさ重量は以下。
種別 直径 厚さ 重量
小銅貨 1.0cm 0.7mm 0.52g
大銅貨 2.3cm 1.7mm 6.26g
小銀貨 1.0cm 0.7mm 0.61g
大銀貨 2.3cm 1.7mm 7.33g
小金貨 1.0cm 0.7mm 1.13g
大金貨 2.3cm 1.7mm 13.49g
都市で大人の標準的な職人の一日の稼ぎが1/3ガリオンから1/2ガリオンぐらい。一日で1ガリオン稼ぐ職人は超優秀な職人。20ガリオンで標準的な家族6人が一月暮らす。
農村部では一月の収入は一家族で2ガリオンぐらい。
マリムでは一家族で収入が40ガリオンを越える家庭も多い。
貧富の差はかなり大きい。
作者自身が時々忘れたり、混乱していたりするので纏めました。
もっと前に纏めたかったのですが、惑星軌道の設定が上手く行かず(計算ミスが取り除けず)遅くなってしまった……。
参考にしていただければ幸いです。
2026.01.02 ボロの10進の値が間違っていましたので修正しました。




