第1話 クビになりました。
「君、今日でクビね。」
そう冷たく言い放たれる。
ショックの余りに同様を隠せない私は慌てて、目の前に座る店長に声をかけた
「どうしてですか?いきなりクビだなんて訳がわかりません!」
店長は嫌味たらしくため息をつくと、小馬鹿にしたようにフンと鼻を鳴らした
「君ねぇ、レジからお金取ってるでしょ?分かってるんだよ?」
「そんなことしてません!」
「じゃあなんで君がレジ触ったあと毎回レジの金額違うの?君がお金とってるからでしょ?」
「私やってません!」
声を荒げて抗議していると、物陰からクスクスと笑い声が聞こえた。
声のする方へ目をやると、バイト仲間の女性達が意地悪そうに笑っている
やられた!直感でそう感じた。
はめられたのだ、元々バイトを始めた時からこの女性達には嫌われていた
理由は、ただただ気に食わないから、という理由だけで
しかもこの女性達は、所謂、店長とは“懇ろな関係“と言うやつだ
目の前に座るこの男は、年若いバイト女性を狙い次々へと手を出している
店長からの、夜のお誘いを断った女性はイジメられて自ら辞めるか、言われもない罪で無理矢理辞めさせられる。
どうやら私は後者のようだ。
「さて、本来なら警察に君を着き出す所だけど~君だって犯罪者になるのは嫌でしょ??」
警察という言葉にハッとなり、店長へと目を向けると、にやにやと気味の悪い笑みを浮かべていた。
「君の“態度“次第では何も無かった事にしてあげていいよ?君みたいな中卒の人間は、次の仕事なんてそうそう見つからないでしょ?」
そう店長は言うと、私の両肩に手を置き、いやらしい手付きで撫で回し始めた
あまりの気持ち悪さに身の毛がよだつ
この男の言う“態度“と言うのは、私に“懇ろな関係“になれと言っているのだ
そう悟ると、私は無意識のうちに手を払いのけていた。
「辞めさせて頂きます」
すっと立ち上がりそう告げ、控え室に私物を取りに行くと、物陰から見ていた女性達が次々に叫び出した
「生意気なんだよ!」「中卒のくせに!」「ちょっと顔がいいからっていい気になってんじゃねーよ!」
ぎゃあぎゃあとけたたましく声を荒げる女性達を無視して、私物を片付けていると
後ろからズカズカと足音を立てながら、近づいてくる音と共にオイッ!と怒りを含んだ声が聞こえ、無理矢理に肩を掴まれ振り向かされた瞬間
パアン!という音と共に、頬に強烈な痛みが走った
「ふざけてんじゃねーぞ!女のくせに、ちょっと俺様が目をかけてやったらいい気になりやがって!辞めるなら泥棒として警察に突き出してやるからな!」
店長が、私の肩をガタガタと揺らしてながら、怒りにはらんだ目で私を睨みつけながらそう叫んでいた
店長の手を力の限り振りほどき、私は店長へと負けじと睨みつけながら
「警察を呼べるもんなら呼んでみろ!どうせ証拠なんか、なに一つ出てきやしないんだから!」
そう叫び返すと、店長はさらに怒りにはらんだ目で、私に向かって手を振り上げた
「それにこれは脅迫と暴行だ!!未成年淫行してる方が犯罪者だ!!警察来たら洗いざらい話してやる!!」
その瞬間、明らかに店長がたじろいだ
ぐぅ!と顔を歪ませ振り上げた手を降ろした
「お前はクビだ!さっさと店から出て行け!!」
乱暴に手首を掴まれると、店長は店のドアを開けて私を放り投げた
「二度とその顔を見せるんじゃねぇ!!!」
そう告げるとバアンと乱暴にドアを閉められたのだった。
続きが気になる!そう思ってくだされば評価お願いします!
頑張って執筆続けて行きます!




