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七菜との日々  作者: ニリとん
5章 精神具現者の覇姉ちゃん編
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精神具現者の覇姉ちゃん編 Ⅱ

態変長らくお待たせしました。

変態リターンズ。

こんなに変態という言葉を振り回せるのがファンブルとは違ってとてもたのちい。

ということでそろそろ更新再開しようかなー、と。


では腕が鈍ってぬいかお確かめ下さい。


七菜「キタコレ!」


来ても悪いことしかぬいから還って?


七菜「ありがとうございます!」

 




「さぁーて。これからはねぇねって呼んでねぇー?」

「えぇ…」

「じゃにゃーと口ききませーんよぉー」

「アッハイ」


 楽雅さん改めねぇね。

 無理矢理だとは思うけど以後はねぇねって呼ぶことにする。


「ねぇね」

「ニュッ!」


 すると、ねぇねは鼻血を噴き出す。

 鼻血噴きすぎとちゃうか?


「ハァー…ハァー…でゅふゅ」

「うわヤバ」

「ニュッ!」


 思わずボソッと呟く。

 するとまたしてもねぇねは鼻血を噴き出す。

 これが植物の蒸散ですか。


 それはそれとして。


 あの()()()()について知りたいなぁおねーたん?

 先程から観察するに、このヒトはブラコンを拗らせてるみたいだから……。

 ちょっと声を変えて…あっ、あー、あー…。

 少し幼めにした声でおねだり。


「ねぇね…?」

「何が欲しい?お姉ちゃんが出せる金は湯水のように使えば良いさ。さあ言ってみなさい」

「うわ…んっん、えっとね、そのー…」

「よぉぉおおおしコイツは前金どぅ"あ"ァ"!」


 どぁん!


 床下からスーツケースを1つ取り出したねぇね。

 がちっと解錠してねぇねが中身を見せる。

 そこには万札がぎっちりと詰まっていた。

 成る程。

 金蔓かな?


「例のビジョンについて、おせーて?」

「そぉ……」


 ねぇねはしょぼぉんとして店の奥へと入っていく。

 何だよ、何がしてほしかったんよ?


「ついてきてちょぉだーい」


 奥には階段があった。









 萌分さんを念のため先頭にし、七菜さんが殿(シンガリ)で階段を下りる。

 一番つおいのが萌分さんだからね。

 でもな!

 後ろが七菜さんってなんとも恐怖というか!


「うなじ……」

「おい黙れ」

「じゅひゅっ、ご馳走さまです」

「蹴り落とすぞ」


 涎を垂らし息を荒くし。

 七菜さんは変態すること限り無し。

 頼むで落ち着け。

 ていうか何か1句っぽいのが出来たな?


 その後数分階段を下っていくと、荘厳な扉が視界に出てくる。

 あのさぁ……、何でこんなんがあるんですか……。


「SANチェックどーぞぉ!」


 そして妙な掛け声と共に扉を開けたねぇね。




 その先にあったのは、地獄(当社比)だった。


 全て同じ顔、全て同じ服装。

 体型が少しずつ変わってはいるが、ほぼ同じ。

 ドッペルゲンガーのような状況がそこにあった。


 全てがねぇね。

 全てこそがねぇね。


『あー!久し振りぃ!』


 個にして全がねぇねだった。

 これこそが無限増殖ねぇね……!

 ねぇね軍団は僕を見るや黄色い歓声と共に駆け寄ろうとする。


「おぉっと、表情から察するに……SANチェック失敗かな?」

「萌分ちゃんは勿論成功」

「七菜さんは失敗」

「ちなみに成功で1、失敗で5の減少だよぉ」

「「「減りが多いな!」」」

「あ、ねぇねと姉弟関係にある人は100回復だよぉ?良かったねぇ!」

「嬉しくぬいんだが?」

「ニュッ!」


 SANチェックを終えた僕達の目の前にはねぇねの群れ。

 よぉーく見れば目とか髪、背丈が微妙に違う。

 コピーではぬいのね。


 一緒にいた方のねぇねが話し出す。


「そのー、アレを発現してからかなぁー?身体がねぇー、植物の特性を得たのぉ!」

「へぇー」

「で、試しにお外で日光浴したりしてみればお腹一杯になったしぃー?」

「ふむふむ」

「指を取ってぽいってしたのぉー」

「「「その理屈は無理しかぬいな!?」」」


 実際植物のような事が出来るのなら、物は試しに、と色々やるのは分かる。

 でもちょーっとどうなの?


 そしてねぇねの群れも喋り始める。


「それで芽が出るのと同じことになったのぉー」

「つまりはー?」

「もう1人のねぇねってことだよぉー」

「それで指も生えたのぉー」

「だからぁ、それからはどんどん指とか腕とかをとったぁ!」

「やっぱり狂人なのかしらぁ」

「変態でしょぉ?」

「「「「そぉだねぇー」」」」


 だぁあうるせぇ!

 1人ずつ喋れ!

 いや全部がねぇね1人で喋ってんのか?

 ややこしいわ!


 それで、この阿鼻叫喚の地獄(主観)を見せてどうしろと?

 ねぇね軍団に突入していった七菜さんを尻目に、萌分さんは尋ねる。


「で?」

「なぁんとそのコピーお姉ちゃんですがぁ、」







「皆がビジョンを出せまぁす!」

「「何ですとぉ!?」」


 これは驚きィ!

 ただの劣化ねぇねだと思ったら全員能力持ちだとは。

 ん?

 つまり?


 もしねぇねが戦場で爆散したりすれば?

 時間が許す限り増殖する、と?


 文字通りのワンマンアーミーだな!


「流石ねぇねっぉぃ」

「ねぇねの偉大さが分かってくれたのならねぇねのレンタル権をどうぞぉ!」

「いらねぇ!」

「じゃあねぇねのコスプレ衣装をセットでプレゼントぉ!」

「ますますいらねぇ!」


 何とかして自分をくっつかしてほしいねぇねと、権利を放棄する僕。

 何だかもう不毛な争いなので萌分さんに救援を求む。


「萌分さぁん!」

「お幸せに」

「萌分さぁん!?」


 じとーっと見てくる萌分さんにどうにかこの駄姉(ダネ)を押し付けてやりたい。

 しかし萌分さんの殺気がねぇねの一部に向けられていることに気付いてしまった。

 あー、豊満ですね?


「ここに丁度都合良く、無限に復活してくれるサンドバッグがいるよ萌分さん」

「ッシャオルァァアアアア!」

「お姉ちゃんを売ったなぁ!?……あれ!?お姉ちゃんを売るってとっても素敵な言葉だと思うよ!?これってどうなのぉ!?」

「知らんわ!」


 目を血走らせてねぇね(の胸部)に殴りかかる萌分さん。

 そういう豹変ぶり良いと思います。


 そして僕は……。


「逃げるんだよぉぉおお!」

「あ!逃げるのぉー!?だぁめ!まぁてぇ!」

『待てぇー!』

「うぎゃぁあああ湧いてきた!?」

『お姉ちゃんの扱いが何か雑なの良いと思いニュッ!』

「あ、これ楽だわ」


 一斉に追い掛けてきたねぇね。

 しかし僕の声1つで立ち止まる。

 鼻血を出すだけではあるが、それでも時間稼ぎには有効だ。


 このまま逃げ去る!

 萌分さんごめん!






「この七菜さんが逃がすとお思いで!?」

「畜生ふざけんな変態!」

「フィーヒヒヒ!逃げる子はいねがぁーーー!」

「寧ろ余計に逃げたくなった!サヨナラ!」

「あっこら!」


 突如として出現する変態。

 文字通りに変態軌道で追跡してくる。

 しかもよく見たら……システム起動済じゃんか!

 ならこちらも!


「ヴェータで行く!変態は絶版だ!」

「フィヒッヒ!良いねぇ!」


 ヴェータを出して身に纏えば、アルファが足を止めて挑発してくる。

 いや痛め付けて(あそんで)ほしいだけだろうけど。

 それでも妨害になるからね!

 オラァ食らえ!


 渾身の一撃を繰り出す。

 あっと、そういえば。


『待たせたな!』

「待ってたよアリス!」


 いつぞやのヴェータ暴走事件の時からアリスがシステムに入ってるんだった。

 いつものょぅι"ょボイスで返答すれば、全身にかかる負荷がアリスによって軽減される。

 っぉぃょぅι"ょっぉぃ。


 そして七菜さんに全力パンチ。


「ぶっ飛べ変態!」

「ありがとうございます!もっと殴って!」


 ぎゅるるるるんと回転して吹き飛ぶ七菜さん。

 しかし回転を制御して戻ってきた。

 その勢いのままに飛び込んでくるぅああああ来んな来んな!


 更に悪いことは続く。


「ぶべらっ!……あ!」


 萌分さんにパンチされたねぇねが僕の方向に飛来。

 そしてごっつんこ、体勢が崩れる。

 それを見逃す七菜さんではぬい。


「(初めてを)貰ったァーーーーーッ!」

「貴様ァアアア!」


 某怪盗三世のように飛び込んでくる変態。

 ねぇねが背中から絡み付いてくるので回避は不可能!

 萌分さんは遠くで、襲い来る胸囲の格差社会に反撃をしている!

 これは終わった!






『こんな所で死ぬんじゃねぇ!頑張れおにーさん!』


 アリスの声が聞こえる。

 そしてその声を聞いた途端に身体が軽くなった。

 これは……!


「ょぅι"ょぱぅわー……!」

『字面が凄くヤバいよおにーさん!』

「とにかくありがとうアリス」

『うふふ、よろしくてよ?』


 とても嬉しそうなアリスの声を聞いて気力を高め、全身に力を込める。

 すると変態(植物の方)がおわ?と背中から引き剥がされ、怪盗ジャンピングの方は空中で体勢を崩した。

 うん、良いぞ。

 流石アリス大好き。

 ょぅι"ょかぁゎぃぃょょぅι"ょょぅι"ょ!

 すきすき。


『えっへへへぇ、恥ずかしいよおにーさん』

「とてつもなく嫉妬する」

「ねぇねに構え構えー!」

「てめえ等変態マジで蹴り飛ばしていいよね」

「「ばっち来い!」」

「割と早急にくたばれ」

「「ありがとうございます!」」


 パワーアップしたヴェータで変態を吹き飛ばし、その後も襲い来る増量版大量生産変態駄姉をいなして萌分さんの元へ到着。

 増量版大量生産変態駄姉(無限増殖もあり)。

 勝てぬいよねこれ。


 ということで萌分さんに合流したんだ。


「ぶぎぃ」

「ぶげぇ」

「ぼごぉ」

「ぷびぃ」

「これは楽しい」


 パァアアンパァアアンと脂肪分に拳及び張り手を叩き付ける萌分さん。

 ビクンビクンするねぇねが大量に辺り一面に転がる。

 ちなみに僕が到着した時点で息が荒くなって別の意味合いでビクンビクンし出した。

 土に還れ。


 まあ今回の訪問はこのねぇねの見せたビジョンの可能性を知れただけでも良しとしよう。

 兎に角ここを出ねば。


「えっへぇ……腫れちゃった……」

「大きくなっちゃう……」

「じんじんする……」

「見ちゃダメぇ……」

「「うっわぁ……」」

「「「「ありがとうございます……!」」」」


 マジで兎に角ここを出ねば!

ということで無限増殖ねぇね。

千切っては増え千切っては増え。

最終的にガタキリバである。


次回の更新は作者の腕が鈍ってなければさくさくと書ける予定なので早めかな?


七菜「ところで」

萌分「?」

ねぇね「ナニナニー?」

七菜「同じ作者の作品でもこういう会話のあるやん」

ねぇね「ファンブルだっけー?」

萌分「そうだね」

七菜「やっぱりたのちいってお話」

萌分「というか久し振り過ぎてキャラ覚えてる?」

ねぇね「それは……大丈夫かなー?」

七菜「まあ七菜さんは大丈夫だから」

萌分「萌分さんも大丈夫だから」

ねぇね「ねぇねもー」


七菜「つまりいつでも書けるのでは?」

ねぇね「あー」

萌分「おい馬鹿!」

七菜「ハッハッハッ」

萌分「はぁー、作者がまた脳を壊す……」

ねぇね「その表現面白すぎぬい?」





七菜「そして次回」

萌分「アレが出ます」

ねぇね「これは更新遅れそうでー」

七菜「あくやるんだよ!」

萌分「お前もやれよ」

七菜「は?」

萌分「あ?」

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