第0話 〜現在までのあらすじ
今回より連載作品を書くことにしました。
まだまだ稚拙な文ですが頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞ最後までお楽しみください。
この世界を構成しているもの…そして、この世界が構成したもの…。世界は今、現実と想像の間を揺れ動いている……。
この世界はおよそ2000年ほど昔に、大きな変動があった。その変動とは『惑星融合』だ。惑星融合とは、大きな惑星と惑星が互いにぶつかりあった時、ごく稀に起こる現象のことであり、互いの惑星が壊れることなくくっついてしまうことだ。厳密に言うとくっついたのではない。すべての原子や分子が奇跡的な確率でぶつからずに安定した、ということなのだ。そうしてこれまた奇跡的なことに、その互いの星は互いに異なる、しかし高度な文明を持っていた。一つの星は、現実的文明、すなわちすべての現象には意味があり、そして解明できると考えている文明。そしてもう一つの星は、空想的文明、つまりすべての現象は神によって引き起こされており、すべては神のみが知り得ると考えている文明だ。
当然、この二つの異なる文明を持つ者達が互いに共存できるとは誰ひとりとして思わなかった。そこで、互いの星の代表はある決まり事を決めた。その決まり事とは、互いの星に立ち入ることを禁じ、また互いの星に対して一切の干渉をしない、という極めて簡潔かつ大胆な方法で共存しようと考えたのだ。そうして、両文明は互いに干渉することなく、平和に時間が流れていったのだ。
だがその平和がいつまでも続くかと思われた頃だった。それは、決まりが決まってからおよそ1800年が経とうとした頃だ。ある若者が隣星へと足を踏み入れ、あろうことかその土地の住人を殺したのだ。いや、正確には殺人未遂であった。なぜならその若者は武器はおろか、護身用のナイフすら持っていない、文字通りの空手であったからだ。もちろん、隣星はこのことを不問にはしなかった。その若者に死をもって償わせようとしたのだ。当然、若者の住む星も黙ってはいなかった。そうして、長らく保たれてきた均衡が崩れたのだ。
長い間互いの星は、大小様々な戦争を起こしていた。当然、そんな戦争の真っ只中なのだから、互いの星の境界もなくなり自由に行き来できるようにはなった。だが、異星族同士が簡単に和解できるはずもなく日夜争いは絶えないのが現実だ。
そうしているうちに、現実的文明は新たに武器を開発した。それは、元素駆使装置だ。この装置は手袋のようにはめて使うもので、片手仕様だ。指1本1本に元素を登録し、最大5種類の元素を操ることが出来る武器である。しかしこれは、体への負担が大きく両手につけることは非常に困難であり、また、生産面でも、大量生産は技術の発展を待たなくてはならない、というのが現実であった。
もちろん、空想的文明もじっと指をくわえているわけではない。こちらの文明でも既にあるものが完成していた。それは、創造立体秘薬と呼ばれる秘薬である。この薬は、飲んだものの体の一部を神と一体化させることが出来るのだ。しかし欠点として、この薬は1つ1つが神と契約をしているため1瓶につき1神であり、また、薬の副作用として摂取した者の魂は永遠に神のものとなり、2瓶摂取した者は二人の神によって引き裂かれてしまうというものだ。
この二つの武器により、これからの戦いはさらに激戦化するだろう。
そしてこの元素駆使装置を手にした男、沖田涼介と創造立体秘薬を手にした男、前園智紀がこの世界を変えるとは、今はまだ誰も知りえぬことであった……。
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