いつぞやの勝者は敗北する
大学とは世間からどのようなものに見えるだろう。
「人生の夏休み」
「やりたいことができる最後のチャンス」
と大学を経験したことがある大人は言う。
「もっと勉強する!」「忙しそう」
中学生、高校生はこのうよに思うだろう。
実際そうなのだろうか
大学に入りおよそ1年と1ヶ月が経った。
今の所楽しいと思ったことが高校の時ほどない。
ただ授業受けて出席して帰ってゲームして寝る。
人生の夏休みなどと言っている大人は、たくさん友達使って高校の時の青春の続きを楽しんだ人たちが多いだろう。
友達も高校の時よりかは圧倒的に作りにくい。
この前提を踏まえ、俺は大学に対してあと2年以上も通うのかという絶望を感じていた。
ここまでの俺の考えは、中学生の時にとあるアニメを見てからどハマりしてしまったから既視感あるかもしれないが気のせいだろう。
「…?おーい。〇馬?柊冬馬?おーい」
現実に戻されると、そこには残念なことに可愛い彼女ではなくむさ苦しくはないが男が座っている。
「冬馬話を無視すんな」
学食で一緒にラーメンを食いながら俺に話しかけている人物がいる。その名は楸原秋人。大学での唯一の友人と言ってもいい。性格と考え方が化け物すぎて彼女がいない哀れなbroだ。
そうして俺に箸を向けながらまた話し始めた。
お前それ行儀悪いぞやめろ。
「んで、なんの話だっけ?」
「文化祭実行委員会辞めたから新しくサークルやりましょうやって話」
1年の時文化祭実行委員会の渉外局に2人とも揃って入っていた。秋人との出会いはそこだった。
そんで色々あり揃って仲良く1年で辞めた。
「今から?確かに募集してるところもあるけど」
「あー違う違う」
秋人はニヤッと不敵な笑みを浮かべる。
こいつとの付き合いも1年経ったから、こういう時に碌なことがないことは知っている。さて、今回はなんだ?
「新しく作るって話ね」
「近くの病院予約しとくね。手遅れかな?」
俺は哀れんだ目で秋人をみた。
まるで俺は正常ですよみたいな感じで
「割とリアルガチでやろうや」
「やるメリットがないからやらない」
「そこをなんとかなりませんかね」
えぇなにこいつ……普段俺がやりたくないめんどい
とか言ったことは諦めるのに今回は珍しく一歩も引かない。
秋人は俺がどのような言い訳をして断ろうとしてるか察したのか、先に言った。
「いやだって暇やん俺ら」
「理由がカスすぎる今すぐ死に晒せ」
そんなしょうもない理由でやってられるか。
ちなみに断る理由なら他にもある。
普通の大学ではゼミというものが大学3年生から始まると言うのになぜだかうちでは2年生から始まっていることが多い。理由は知らん。
ついでにいうと同じゼミで秋人がゼミ長で俺が副ゼミ長をしている。副ゼミ長はもう1人いる。
「俺とお前で一応重役2つ担ってるよね」
「担ってるね」
秋人はさも「当然ですが笑」と言いたげな顔をしている。担ってることが分かった上で2人ともバイトをしていると言うのにこいつ簡単にサークルつくろうとか言えんの??すごいな
「担ってる自覚あんのかよ…ならいいけどさそんで、なんのサークルやるかは決めてあんの?」
「なんも決めてない。今から決める」
「は?今すぐ死に晒せ」
やっぱこいつダメだ社会向いてない俺もだけど。
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