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第1話ー魔法

「おい兄ちゃん、大丈夫かい?」


目を覚ますとそこは別の世界だった。


地面は石畳のようで背中がいたい。

ラノベやアニメで死ぬほど見た世界そのものの風景が広がっていた。

腰に剣をぶら下げている人もいる。服装も世界観の通りだ。


だが違和感があった。


「なんだろうこの違和感、何かが足りてないんだよな、何かが。」

記憶を掘り起こす。冒険者がいる世界といえば剣と魔法の世界か。ん?

杖を持っている人や魔法使いっぽいローブをつけてる人がいない。


「おいおいおいおい、魔法はないのかよ魔法は」


俺はずっと魔法に憧れてきたのに、ゲームでハクスラをやるときのビルドもいつも魔法使いだった。ダ◯ソをやるときも魔法を使って全クリした。もし転生したらと妄想するときも魔法を使っている自分がそこにはいた。。。。なのに、


「魔法が、、、、、ない?だと」


軽く絶望しながら街を散策していると不安が込み上げてきた。よく考えたら持ち物はスマホと財布しかなく、前の世界の通貨がこの世界で通用するとは思えない。異世界転生の王道だとスマホあたりが珍しい道具として売ったりすることができるが、


「スマホは、、、手放したくないな」

しかし異世界転生1日目で餓死、もしくは野盗などに襲われて終了などとは本当に嫌だ。なので最悪質屋でも探してスマホ売っちゃうかと考えていると、もうすぐ日が沈むというときに街灯に火をつけている人がいた。


「ライターで火つけてんのか?、いやでもそれはないよな、異世界だし、中世ファンタジーだし。」


目を凝らしてみると指先から小さな火を出している。

「魔法あんじゃん。」

(これから俺の無双劇がはじまるのか、、、)そう考えながら鼓動を抑えることができなかった。



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