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勇者の後始末  作者: ルケア
6章

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41話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ゴトゴトと馬車に揺られている。最近は非常に疲れた。漸く町の方が落ち着いてきたと思ったら、査定の立会人をしなければならないと言われて、こうして馬車旅を楽しんでいる所だ。


 何も楽しくはないがな。今回の魔王災は、完全にペインモラン辺境伯側で起きた出来事なんだよ。そりゃあ早期発見をしたアンカリアス辺境伯家が魔王災を収めたが、我が辺境伯家の領土には傷1つ付いていないのである。


 倒した責任として、魔物の亡骸は全て頂いていったが、それはこちらの権利だ。こちらが発見して、こちらが倒したのだから、魔物の死体の権利もこちらにある。


 当然の事ではあるんだがね。だから、被害を受けたペインモラン辺境伯はさっさと費用を負担すれば良いのだよ。前回とは違い、境界線を明確にしてあるのだから、当然のことだ。


 話に聞いた限りでは、関所から5㎞も離れた地点だという。そこまで離れていたら、私は要らないのではないか? 我が辺境伯家では費用を負担する気は更々ないのだが。何故に査定に呼ばれたのかが解らない。境界問題は解決しただろうに。


 それでも行かなければならないのが仕事なのだ。この街道もきちんと整備していれば、何も問題がない街道なんだがね。偶に魔王種が襲ってくるのが玉に瑕だが。


 今回は査定官よりも大分先に出発している。査定官の乗っている馬車は遥か後ろだ。今回は私はゲストとも言える立場だ。それが査定官よりも遅く行く事は許されていないだろう。


 一緒に行く事も、できれば避けたかった。一緒に行くという事は、関係者とみなされてもおかしくは無いからな。今回は立ち会うだけだ。ゲストなのだよ。


 今回の査定には、積極的に参加はしないつもりだ。費用の負担を考えていないからな。費用負担を求められても断るつもりである。それでも良いと辺境伯からも許可を得ている。


 だったらなおの事、何をしに行くのかが解らない所ではあるのだがね。向こうの査定のやり方を聞きに行くだけだ。それなら課長代理でもいいのではないかと思いがちだが、それは駄目だ。


 一応は、アンカリアス―ペインモラン街道の所有者は両者であるという認識だからな。何方のものでもあるという事なのだよ。法的にはな。主張している部分は勿論あるが。


 私が行っても、何の解決にもならんとは思うが、仕方がない。向こうがどの位の者を出してくるのか解らない以上、私が行かねばならんのだよ。前回の様に、楽に終わるのであれば良いのだが。


 楽には帰してくれないのだろうな。呼ばれたのだから。呼んで、何も無かったですと言われても困るんだが。いや、在り得るか? 前回の意趣返しをやりたいだけかもしれない。


 前回は完全にこちらの言い分を飲んでもらったからな。今回はあちらの言い分を飲まないといけないのかもしれない。解らないが、そう言う事なのかもしれない。


 何にせよ、何で呼ばれたのかが解っていないのだから仕方がない。今回も粛々と答えるだけだがね。こちらの言い分としては、向こうの領土内の事なのだから、向こうが全額持つと言うのが言い分だ。


 それ以外に言いようがない。そりゃあ、あちらさんからしたら、利益は全て持っていかれている上で、費用も全額出せと言われているんだから、言いたいこともあるのかもしれないが。


 出せても1割が限度だ。それも出さないつもりではいるが。既に関所まで建てて、領土の場所を確定しているのだから、領土紛争をしたいのでは無いとは思うが。


 何事も無ければ、今頃、ヨセミラの視察に行っている頃だったんだがな。ヨセミラも無事に領民に引き渡せたし、来年には種まきができる様に、農地を耕している頃だろう。


 そこを見に行く予定だったのだ。その任を課長に放り投げてこちらにやってきたのだ。あの課長が見るのだから、心配はしていないが、自分の目で見ておきたかった。


 全く、仕事の合間合間に魔王災がやってくるのだから、堪ったものではない。予定が狂う狂う。まあ向こうは全額辺境伯家持ちで作っているからな。何事も無ければ、それでいいんだ。


 それよりも、こっち側だよな。何を言ってくるのかによる。無茶苦茶な理論を振り回してこなければよいが。恐らくだが、前回の様に簡単には行かないのだろうな。


 とりあえず、関所に到着したか。さてと、現状の確認からするとするか。関所にも既に兵が詰められている。そこでの聞き取りをしながら、査定官が通り過ぎるよりも先に行かなければ。


 遅れるのは以ての外である。遅れていくという事は、相手にアドバンテージを与えることと同義である。それはいかん。だが、聞き取りもしていかなければならないだろう。


 とりあえずで、仮復旧がされているだろうから、それについて、流通がどうなっているのかの確認をしなければならない。関税をかけているからな。それの確認である。


 ついでの仕事がメインの仕事である。普通であれば、係長クラスに聞き取らせれば良いのだが、今回は私が呼ばれてしまったからな。ついでに仕事を終えていくのだ。


 効率を考えるとその方が良いだろう。関所としての機能もしているのかどうかを確認しないといけないし、厩がちゃんと整備されているかの確認もある。


 色々と見なければならないことがあるのだよ。私は忙しいのだ。本来であれば、こんな所に呼び出されなくても良かったのだ。ペインモラン辺境伯側の査定だからな。


 まあ普通には終わらんのだろう。一波乱あるのだろうな。仕方がない。そう言う定めなんだろう。同じ場所で同じような事を言わないといけないのだろうか。それは勘弁願いたいのだが。

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