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勇者の後始末  作者: ルケア
6章

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39話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 現在、私は書類仕事の真っ最中だ。夏も良い時期に差し掛かっている。暑いが、仕事が出来ない程、暑い訳でもない。が、こうも仕事が多いと投げ出したくもなってくる。


 というのも、春にクイーンアントの掃討戦をやったのだが、これが上手くいった。上手くいかねば困る事態だったのだが、万事抜かりなく終わった。


 勇者まで投入したのだ。負けるわけにはいかんのだ。クイーンアント程度で躓いていてもらっては困るのだ。本来であれば、魔王種を討伐してもらわなければならないのだからな。


 まあその魔王種の1歩手前くらいまでは行っていたと思うのだがね。大事にならなくて済んだのは良かった。良かったのだが、そこには空白地帯が出来たのだ。


 クイーンアントは、大きな勢力圏を持っていた。それが解き放たれた感じである。その隙間に誰が入るのか状態になる可能性があったのだ。勿論それは阻止した。軍と冒険者をフル稼働させたが。


 そのおかげで、町の基礎は出来上がっている。伐採やら何から何まで必死になって人をかき集め、開拓しているのだ。領内の建築系の職人の半分を呼んできている。


 それ程に早急に整備しなくてはならんのだ。遅くとも、冬までには整備をして、住民が住めるようにしておかねばならん。そうしなければ、来年の春に種まきが間に合わない。


 街道も3本通し、荷物の運搬なんかはスムーズに行えている。かなりの空白地帯を手に入れたからな。これを維持するのは大変だが、やってやれないことは無い。


 だから、道を通して、外壁を作る前に、冒険者ギルドだけは先に作ってある。冒険者の出番だ。こういう時はフットワークの軽い冒険者が役に立つ。早々に町へと入ってくれた。


 そして、新しい町の名前はヨセミラと名前が付けられた。近くの町との交流もできる様に準備を進めている最中だ。それも急ぎ準備を始めている。


 そんな訳でだ。新しい町の誕生と、それに付随する何から何までが大量にやってきたのだ。混乱しないはずがない。降って湧いた話だからな。通常の業務にこれが圧し掛かってきた感じだ。


 春先からは多少忙しくなくなる筈だったんだが、町を作る計画によって、かなり忙しくしている。私が魔王災の査定に行く事が無いくらいには、忙しい。


 魔王災は、あれから3度あった。全て部下に丸投げをして、新しい町づくりの方に注力しているところなんだ。正直な所、余裕がない。空白地にどんどんと魔物が流入してこようとしているからだ。


 今の所、エドワード兄が軍と冒険者を率いて、領域を確定させようと躍起になっている。領域が決まってしまえば、後は軍を引いても問題無いからな。


 ただ、クイーンアントの活動圏が広すぎた。一部は魔物の領域に返っている。人間の領域になるべきところは死守しているが、それ以外は静観するほかないんだ。


 領土は欲しい。欲しいが、軍が足りない。何をするにしてもマンパワーだ。それが足りていないのが現状である。建築系の職業は足りているが、木を伐採する軍関係者が足りていない。


 父には他の貴族の軍を借りることは出来ないのかと問うたことがある。答えは無理だという答えが返って来た。さもありなん。報酬を約束出来ないからだな。


 新しい町には新しい住民を入れる。それは、各町のスラムの人間をメインに入れる予定なのだ。そこで、問題になってくるのは、ここの町を維持するのに使った貴族の兵たちへの報酬をどうするのかだ。


 勿論、貴族へと報酬を返すんだ。それは変わらない。それを何で返すというのか。大抵の場合は土地で返すのだ。特に今回の様に、領地を拡張した場合はな。


 余っている土地を渡さなければならない。だが、その余っている領地が、今の所無いのだ。特に借りようとしている貴族家の近くには、もう既に町しか残っていない。


 そうなると、町を明け渡さねばならないんだが、その住民は何処に行くのかという問題が出てくる。当然ながら、新しい町に入って貰う事になるんだが。


 だがちょっと待って欲しい。先に言ったように、スラムの人間を住まわせたいのだ。スラムの解消から行っていかねばならないのに、町1つ分の人口が流れてきたらどうなるのか。


 当然のように溢れる。それでは、当初の計画通りにはならない。だから、軍は借りられないのだ。辺境伯家側の事情で借りられないのである。


 それであれば、現状の兵力で頑張るしかない。という訳で、エドワード兄が頑張っているんだ。私は、町をできるだけ早く作ってしまわないといけない。町さえ作ってしまえばこっちのものだ。


 後は町防衛で何とでもなる。魔王種さえ来なければの話ではあるが。そこは考えても仕方が無いので、考えないことにする。考えても無駄なんだ。魔王災は来るときは来るのだから。


 とにかく、外壁を囲ってしまわない事には、話が前に進まない。話を前に進めるためには、どうにかして、マンパワーを捻出しないといけない。そのマンパワーが無いから困っているというのに。


 なんとかしてくれ。頼むから、何も起こらないでくれ。順調に行けば、秋ごろに終わるのだ。それまではなんとか耐えてくれ。軍も冒険者も頑張ってくれ。


 後は魔王種な。発生するんじゃないぞ。今来てもらったら、大変困るのだ。既に査定が3か所で行われているのだから、一杯一杯である。私に仕事を与えないでくれ。

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