35話
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「皆、ご苦労であった。此度の大災害もなんとか切り抜けることが出来た。これも諸君らの働きのお陰である。3日間は休みとする故、疲れを取るとしよう。では、解散だ」
復旧工事は既に始まっていると言うか、殆ど終わっている。後は、国費が入れば、それぞれの町に給付金を出して終わりだ。給付金を出すまでが災害査定である。此処で、給付金の額を間違えると、後で大変な事になるので、しっかりと給付を行わなければならない。
とりあえずは、査定が終わったことを喜ぼう。今回のまとめとしては、却下は19件。それ以外の国庫補助率は8割4分1厘と言ったところだな。まずまず健闘した方だろう。
暴風雨での災害については、国庫補助率がいい感じに載るのは慣例だからな。8割を超えていれば、十分に健闘した方である。後は、辺境伯家から、各町へ補助分の金を流して終いである。
足りない分は代官屋敷で補填をするが、代官も税金を余らせているわけではない。足りなければ、本館に申請してくることだろう。その書類をまとめないといけないのが、その次の仕事だ。
仕事は山積みである。だがしかし、休みが無いとやっていられないと言うのも事実である。だから3日間の休みを出したのだ。休みが開けてからは、どの町にいくら支給すると言うのを決めなければ。
だが、それは言わないのがお約束である。休暇の前に水を差すような事はしてはならない。折角の休暇なんだ。楽しんでくれれば良いんだよ。家族サービスもすることだろうさ。
さて、私には、まだ仕事が残っている。今回の報告を上げないといけない。勿論、辺境伯である父と、次期辺境伯であるロバート兄にである。他に報告しないといけない場所など無い。
査定は内務の仕事である。それの実質的統括は、内務次長である私の役割だ。当然、私が報告を上げなければならない。これに関しては、変わって貰うという選択肢は無いからな。
扉をノック。中には辺境伯である父と、次期辺境伯であるロバート兄が仕事をしているはずだ。邪魔をするわけではないが、報告には時間がかかる。まあ全てをいう訳ではないが。
「ユースタニスです。今年の暴風雨での災害の査定結果を報告に来ました」
「入りなさい」
「失礼いたします」
「今年も漸くと終わったか。それで、首尾はどうであった? 毎年の事だ。そこまで悲惨な事にはなってはいないと思うが、報告を聞こうか」
まあそうだな。悲惨な事にはなっていない。むしろ上々である。これ以上を望むのは難しいと言ったところだろうな。その位には頑張ったとは思っている。
それも、辺境伯である父が、どう判断するのかに寄るのだがな。これで満足はするなと言われる可能性もあるし、ご苦労だったと言われる可能性もある。私としては嘘偽りなく報告するだけだ。
「此度の災害件数は、18,632件となりまして、却下が19件、その他の国庫補助率が8割4分1厘となっております。修正も大きな修正箇所は多くなく、上々の結果であると考えます」
「そうだな。補助率が8割を超えているのだから、まずまずの成果だろうとは思う。しかし、却下が19件か。却下された案件の内訳は解っているか? 何で判断されたのかにも因るが、同じものばかりであると言うのであれば、問題があるからな」
「内容については、ばらつきがありますね。どれも一緒という訳ではありませんでした。却下された案件で、共通の事柄と致しましては、費用が安すぎると言う点でしょうか」
「費用が安すぎるか。それはまあ、仕方のない事ではあるな。どうしても費用の安いものは出てしまう。それが却下されるのはいつもの事だが、水増しするにしても限度があるからな」
それはそうなのだよ。現状を正しく報告すれば、そんな安い工事に補助を出せるかと蹴られることがある。そうならないように査定資料を作り込むのは、ベテランの仕事なんだ。
査定が初めてである職員は、その辺の塩梅を解っていないからな。それは仕方がない。1人でかつ1時間で仕事が終わると言う工事に金なんて出せるかと言う事である。
逆に、査定額を上げ過ぎると、高いと言われて、修正作業があるのだから、何方に転んでも面倒なのである。だから丸い数字で誤魔化すことが要求されるのだが、新人には難しいだろうな。
正確に書くのは良いことではある。良いことではあるんだが、正確に書き過ぎると言うのも考えものなのだよ。全て正しく書けば良いという訳ではない。補助をもらうために無理を書くのも技術だ。
本来はそんな事をしないのが一番である。だが、補助なしが一番困るのだ。最低限のお金は貰っておかないといけないのだ。水増しをしないといけない場面もあるのだよ。
「とにかく、ご苦労であった。職員については、休みを与えたという事で、暫くは仕事が止まってしまうが、致し方ないか。この時期はいつもそうだからな」
「休みを出さないと、不満が溜まりそうでしたから。3日ではありますが、業務が止まりますので、その辺はご容赦ください。私は動けますので、呼ぶのであれば私を呼んで頂ければ」
「いや、ユースタニスも休め。いい機会だ。仕事は貯まるだろうが、ゆっくりと休みなさい。こっちで処理できることはやっておく」
「解りました。それではしばしの休みを頂きます」
「ああ、下がっていいぞ」
失礼しますと言って、外に出る。さて、休みになってしまったが、どうしたものか。別段趣味がある訳でも無いからな。ふむ、偶には書庫にでも行ってみるか。何か面白い書物でもあれば良いのだが。




