24話
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「それでこちらの外壁につきましては、国費の割合はどのようなものとなるでしょうか」
「そうだな。スタンピードに因る被害は魔王災よりも割合を低く見ている。道路の方で5割の負担を見たのだから、そうだな。2割という所だな」
「それについてはもう少し何とかならないでしょうか。確かに道路の国庫補助については、5割を頂きましたが、土での道路については、1割だけとなっております。4割で何とかなりませんか?」
「4割はやり過ぎだな。外壁の工事が一番金がかかる。道路よりも余程な。それを踏まえるとやはり2割が上限だろう。スタンピードの被害についてはこんな所だろう」
いやいやいや。これはもう少し上乗せしてもらわないと割に合わん。確かに道路で5割を負担してもらっているが、それであれば道路の負担額を多くして、外壁の負担を減らしてもらった方が良い。
どうするか。2割では流石に痛い。責めて3割負担くらいにしてもらいたいところなんだが、何か良い手は無いものか。もう少し粘ってみよう。
そうだな。全体の事業費を下げたんだから負担を増やしても大丈夫だろうという事で何とかしてもらうか。何とかなるのかは解らないが、交渉の余地はある。
「外壁の工事が一番お金がかかることは承知しております。それでも外壁工事の積算の見直し等で、2割ほどの経費を削減しております。何とか4割負担でお願いしたい」
「ふむ……。そちらの言いたいことも解る。費用の削減に成功しているのも事実だ。だがやはり2割だ。これ以上の負担はスタンピードの慣例を崩しかねない」
「今回のスタンピードはホーンラビットという魔物が起こしたもの。特に外壁へのダメージは大きいものでございます。外壁は守りの要。何卒3割負担をお願いいたします」
「むむむ……。解った。3割の負担をしよう。これ以上の仕様変更は行わないという事でどうだ? これ以上安くなることはあるまい。高くなる方向だろう。仕様が変わった分については負担をしない。これでならば良いだろう」
「ありがとうございます」
仕様の変更が認められないのは仕方がないな。まあ余程の事が無い限り、内部が大幅に破損しているという事は無いだろう。恐らくは大丈夫のはずだ。
それに内部の破損が酷い場合は、埋め直した部分についても見直さなければならない事態になる。そうなった場合は、国費が打ち切られることも在り得る。それならば、現行の3割を出してもらった方が何かといい方向になるだろう。
兎も角、外壁については3割見て貰えることになった。条件付きではあるが、まあ及第点だろう。スタンピード被害については、魔王災よりも1段低いと見られているからな。
同じ魔物の被害ではあるんだがね。こちらとしては、魔王がいない分取り分が少ないのにも係わらず、国庫補助も少ないとなって来れば、不満も溜まるもの。
とりあえずは何とかしたが、後は農地の被害だな。こちらの方は補助は期待していないんだが、それでも出してもらうものは出してもらわないと困る訳だ。
「それでは、農地につきましては国費の割合はどのようになるでしょうか」
「農地か。これが一番厄介だな。何せ範囲が広いからな。ただ、土の移動だけで済むものでもある。それであれば、費用の1割負担でも大丈夫だろう」
「お言葉ですが、被害には収穫前の農作物も含めて貰いたく。丁度収穫前の農作物をやられたのです。それについても負担をお願いしたく。4割ほどの負担をしていただきたい」
「ふーむ。収穫前の農作物。それについての負担か。確か、今年は辺境伯領は豊作であったか。いや、どの領地も概ね豊作と言える年であったな。ふむ」
何やら考えている様子。何とか説得は成功したか? いや、ダメ元だったのだがな。農作物の被害の総量なんぞ解らんからな。収穫していないものについてどう査定をするのか。
他町の収穫量に比例して負担金を貰えるのであれば、これほど嬉しいことは無い。できるだけ収穫の多かった町を材料にして算出をすれば、大きな費用になる。
それこそ農地の被害よりも多くお金を貰える事になれば大きな話だな。今年は辺境伯領は豊作だったのだ。食糧支援くらいは自領でなんとでもなる。問題は他領も豊作だという事だな。
作物自体が溢れているんだ。輸出先が無くて困っていると言ったところか。保存食に出来るものについては、保存食にすればよいが、鮮度が命の作物も多く有る。
特に芋類が豊作だったのだ。芋は種芋を残して、食べてしまうんだが、来年はその種芋の量が多くなりそうで何とかならないかと陳情が上がってきているくらいなんだからな。
干し芋にするにも限度がある。まあするしか無いんだが。干し芋とて面倒を見なくてはならないからな。色々と下準備が大変なのだ。それを大量にやらないといけないのだから大変だ。
「良し、解った。農地と農作物の負担については3割とする。1割を金銭とし、残りの2割を物納で行うものとする」
「待っていただきたい。その物納というのは、どのようなものになるのでしょうか?」
「無論農作物の事についてだな。被害を受けたものは農作物なのだ。幸いにして、他領も豊作である。物納の方がやりやすかろう」
「豊作なのは辺境伯領も同じでございます。何卒、3割負担であるのならば、全てを金銭での負担でお願いしたく思います」
「いや、既に決定した。1割を金銭とし、残りの2割を農作物での物納とする。これは決定だ」
「……解りました。ですが、何卒保存の利くものでお願いしたく」
「善処しよう」
いや、農作物とか要らんし。むしろ余っているから何処かに輸出したいんだが。しかし、決定事項になってしまった。これでは覆らんだろうな。しかし、2割も農作物をどうするか。
保存食にするにも色々と下処理から必要なのだぞ? それでも何とか保存の利くものをお願いするのが精一杯だ。今回の査定については若干のケチが着いたか。
仕方があるまい。魔王災で無いのだから、これくらいになるのが当然ではあるのだ。しかし、そうか。農作物で2割も来るのか。金銭が欲しいから基準となる町は大きいものとして考えるが。
ううむ。もう少し上手くやれたようにも思うな。何がどう悪かったのか。まあ貰えるものについては貰うしか無いのだが。ロバート兄であれば、もう少し上手くやったのだろうか。




