表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の後始末  作者: ルケア
3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/44

22話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「今日はお越しいただきありがとうございます。本日査定をしてもらうのはこちらの道路、外壁、畑の3か所になります。では査定官殿お願いいたします」


「承知している。此度はスタンピードによる災害の現地査定を行う」


 査定官がやってきたのは朝の9時過ぎだった。隣の町からここまで3時間はかかる。という事は、逆算をするに、朝早くから支度をしてくれたことになる。


 大変ありがたいことではあるのだが、この査定官、かなりの風格を持っている。これは覚悟しておかないとやり込められそうだ。基本的な事だが、まずはそこから押さえていかなければならないか。


 災害の復旧に関しては、現況復旧が基本だ。元あった通りに直すべきだと言うのが基本である。土の道を石畳に変えようとすると、それは機能アップになってしまうため、査定では弾かれてしまう。


 その点を押さえながら、今回の査定は慎重に行わなければならなさそうだ。この査定官を納得させる様に動かないとならないのか。これは骨が折れそうだ。


「まずは道路からお願い致します。道路は主要なものが5本、その他魔物の領域に通じるものが3本ありました。それらを一時土による復旧で応急工事を行っております」


「ふむ。一度全ての道路を確認する。案内を頼む。書記官は私と一緒に同行せよ」


「いえ、それでは非効率的でしょう。外壁の損傷と畑の被害も一度にご覧になって貰った方が時間の短縮に繋がります。まずは全ての説明をさせていただきたいと思います」


「そうか。そのように言うのであればそうしよう。次は外壁についての説明を頼む」


 外壁についても口頭で説明していく。これは口頭説明だけでは終わらないパターンだな。現地を直接見たいと、そう言う事なんだろうな。別にそれでも構わないが。


 見られたところで特に影響は無いしな。外壁は兎も角、360度全ての箇所で穴が空いている状態だ。見れば解るが、何時破られてもおかしくは無かったのだ。何とかなって本当に良かったと思っている。


 外壁についても一通り、そして畑についても一通り被害の報告はした。畑の被害は無残なものだ。収穫前の作物が踏み荒らされ、食い荒らされている。一部食べられないでもないものがあるが、それでも魔物の踏んだ後の作物を食べたいかは別問題だ。


「口頭説明はそれでいい。現地を案内せよ。まずは被害の状況を確認してからでないと色々と不都合な事があるやもしれん。案内を頼む」


「承知いたしました。ではこちらの方から、道路の方から見て貰いまして、外壁と畑の状態を見ながら時計回りで案内したいと思います」


 そんな訳で1時間半程、ゆっくりと現地を回ってその都度説明を加えていった。まあ道路は一部直っているように見えるんだが、これでも初めは石畳だったのだ。そこも何とかしたい。


 現況復旧の原則でいけば、石畳にすることも可能であるはずだ。前回の査定官の時は切られてしまったが、今回の査定官は原則対応でいける気がしている。厳格な人ほど、規則を曲げづらい所があるからな。今回は何とか粘りたいところではある。


 後は、国がどれだけ補填してくれるかだよな。最大が5割なんだが、それは魔王災での話。スタンピードはそれよりも下に見られることが多くある。


 災害としては何方とも同じなのだがな。まあ大体の所、破壊するのは勇者な訳なのだがね。魔王が来なければ、そもそも勇者も出動しない訳で。そんな事で名前が魔王災となっている。


 流石に勇者を悪人には出来ないからな。そんな事をすれば、人神に見放される可能性があるからな。だがこれもベッキンセイル王国での話。他国ではどうなるのかは知らない。


「これで1周してきた所となります。どうしましょうか。ある程度は説明をさせて貰った通りなのですが、屋敷の方に向かわれますか? そちらでの話し合いの方が良いかと思われますが」


「そうだな。書記官も机があった方が作業もしやすいであろう。現地で見るものは見た。後は中で作業をしても良いだろう。では案内を頼む」


「承知いたしました。ではこちらです」


 代官の屋敷には既に話を付けてある。現地で見るものを見たら後は机上でも問題無いからな。これ以上現地に止まる必要も無し。後は屋敷でゆっくりと詰めの作業をするだけだな。


 代官の屋敷もそう豪華では無い。代官も何代か前は領主一族の家系だったものが成っている。もう何十年も前の話だがな。問題があれば、入れ替えられるが、早々問題を起こすような馬鹿も少ない。


 私の子供も将来的には官僚へとなるのだろうな。別に冒険者になりたいと言われれば、冒険者でも構わんが、可能であれば兵士くらいで勘弁してほしいものだ。まあそんな話は後にしよう。


 とりあえずは、代官の屋敷にやって来た訳だ。そして、客間で査定の続きである。まずは何処から詰めていくのが正解か。それが解れば苦労はしない所ではあるんだがね。


 何にしても、被害の状況からどうしていきたいのか。それを伝えない事には始まらないだろう。そうだな。仮復旧の順番通りに道路、外壁、畑と行くか。まずは道路から説明をしていこう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ