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超絶超絶久しぶり過ぎる更新です…………


今回再び狂気を感じるシーンがあります、ご注意ください。

翌日、今日は登校する時に合流した宏と薙原が東雲から預かったというお札を渡してきた。



「しかし、『世間も案外狭い』とはよく言ったものだな~!」


「んっ。

まさか、私の知り合いが、みゃーこの親戚だったとは。驚き。」


「…みゃーこ?宮子の事か??」


「…?わたしはそのつもりで言ってる。」


「わぁ〜♪かわいいあだ名をありがとぉ〜♡」


「みゃーこに褒められた…♪」


「……かわいい。」(宮子が)

「ん゛ッ!!かわいいっ!!」(楓が)

「「………。んっんぅ!!」」



さて、キャッキャウフフと抱きつき合ってじゃれるそれぞれ彼女の可愛さに、俺達彼氏組は不覚にもデレデレしちまったのはさておき、だ。



「宏、なんで東雲は直接来なかったんだ?」


「ん?あぁ、東雲さんと篠森さんは親戚だったよな。

コイツは本人から聞いた話だが、今は別件で忙しくてそちらに深く立ち入る暇が無いらしい。」


「……なるほど?」



恐らくだが()()()()()シナリオが進行中だからだろうな。

やった事ないゲームだし、それがこの世界に反映されてるかも判断がつかないから知らんが。


ともかく、一応の対策的なものが手に入っただけ良しとしよう。



「それで、この札は何に使うものなんだ?」


「悪霊退散。」


「シンプルで分かりやすいこって。」


「まぁ、直系かつ最前線で活躍する現役のJK陰陽師様が作った御札だし、効果はお墨付きだろう。

それに使い方は親戚である篠森さんがよく分かってんだろ?」



そう言って宏が宮子に話を振ると、宮子はいつもの様にぽやんとした顔で首を傾げた………って、オイ、まさかー



「ぇ?わたし、おふだの効果や使い方なんて知らないよ??」


「「は?」」

「えっ?」

「んっ?」



……………やっぱりか!!東雲ぇぇぇっ!!

ウチの宮子は陰陽師とはほぼ無縁なんだよ!!?

あんたのその、宮子への謎の信頼は何!?



「御札なら、わたしが使えるよ?」


「逆に何でお前が使えるんだよ薙原!?」


「ん…?わたしは情報屋だよ??

陰陽術を多少使えてもおかしくない。」


「じゃあ宏は陰陽術を知ってんのか!?」


「おう。一応な?嗜む程度に。

まさか、()()()()()どころかマジで使えるとは思わなかったが。」


「………なんっなんだおまえら!?」


「「……ただの情報屋?」」


「あぁうんそうだな!?」


「わぁ〜♪すごいねぇ〜!」


「宮子…。」



無邪気に手を叩いて褒めちぎる宮子はかわいいからいいとして。

マジでなんなんだよコイツら!!!



「じゃあ宮子に渡す意味無いじゃんその札!!お前らが持っとけ!?」


「…そうだな。ソイツは俺も想定外だわ。」


「んっ。わたしも東雲から『あの子なら使えるはずだから』と聞いていた従姉妹(みゃーこ)が陰陽術を使えないのは想定外。」


「てかさ。コレ、そもそも篠森を護る為の御札だぞ??

まさか、俺達に篠森の護衛をさせるつもりか??」


「……いや、無理だろ。現実的に考えて。」



宏も薙原も普通では無い、が、SPって訳じゃなくあくまで本職 (?)は情報屋だ。

そもそもかじった程度の陰陽術でガチの悪霊を相手にできる訳が無い。


……………宮子が何故か正体を隠してて実は凄い陰陽師って線でも無ければな。



「なぁ宮子?」


「んぅ?なぁに陸くん♡」


「………………お前、実は陰陽師だったりしない?」


「なんで?」


「いや、だってお前も東雲の血筋なんだろ?」


「だから?」


「実は無意識に使えたりしない?」


「どうして?」


「いやだからー


「そんな事より今日も一日がんばろーね陸くん♪」


「そんな事!?」



いや確かに実感が無い今は悪霊うんぬんは荒唐無稽な話だけどさぁ!?



「俺はコレでも真面目にーって力強っ!?ひっぱるなぁぁぁぁー



翌々考えたら俺が飛び降りそうになった時も普通に引き止めてたもんな宮子!?

隠れ怪力かよ!!



「………俺達も行こうか、楓。」


「んっ。まてーバカップルー。」



そんな俺達の後ろを呆れながら付いてくる2人のため息をバックに、今日は宮子に引きずられながら学校へ向かうのだった。


















(聖ちゃん、余計な事をしないでよ………。)



















放課後、妙にニッコニコしてる宮子に手を引かれて、前にも来た公園に来た俺達は広場を見渡せるベンチに座っていた。



「道中でも聞いたけど、急にどうしたんだよ宮子?

全く答えちゃくれなかったけどさ。」


「んぅ…理由が無いの。

なんとなくぅ…かな?」


「まだ誤魔化すのか?」


「へっ…?誤魔化してないよ?」


「…………そうかよ。」



朝に陰陽師の話が出てからなんかおかしいな…?

仮に宮子も陰陽師だとして、隠す様な事か?

と、素直に伝えとくか。



「………宮子、一応言っておくがお前も陰陽師だとして、俺がお前を見る目は変わらないぞ?」


「え?なんの話し??」


「……。」



この反応、どうやら違ったらしい。

じゃあなんなんだよ。



「…今日は…今日のお前は何を考えてるのか分からねぇよ…。」


「…。」(にこにこ)


「…………もしかして!?」



既に悪霊にやられた!?

…………認めたくないが、可能性としてはそれが一番高い。

荒唐無稽が現実のものとなってしまった今となっては、な。



「宮子……いや、()()()()()?()


「…………あはっ♡」



俺にそう聞かれた宮子は、蕩けるような満面の笑みを浮かべた。

そして、そのまま俺に詰め寄ってくる…………



「どうだっていいじゃない、そんな事はぁ〜………それより………ね?

陸くんは、わたしのこと捨てないよね?」


「は…?」


「聞こえなかった?陸くんは、わたしの事、捨てない、よね??」


「あ、あぁ、お前が俺の知る宮子ならな?」


「……うん♡ありがとぉ♡」


「んっ!?」

「んちゅー…♡ぷはっ……ふふっ……陸くゥん…♡うふふふふっ♡」



いや、本当に、誰だ?

知らない。

こんな宮子を俺は知らない。

が、宮子(?)はそんな俺に構わず、動かない俺にしっかりと抱き着いて、恍惚とした暗い笑みを浮かべる。



「わたしねぇ〜…寂しかったの。

何度も、何度も。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もずっっっっと捨てられてきたから。」



そう言った宮子は、宮子の顔は、表情が抜け落ちた。


それを見て固まる俺に、宮子は再び蕩けるような暗い笑みを浮かべる。



「でもぉー……今回は、違ったの♡」


「ち…が…う…?」


「うんっ♡違う♡

だって、今回のわたしのモノガタリには、わたしだけのあなたが、陸くんが居た!!

ねぇ?陸くんはわたしのでしょ?わたしだけを愛してくれるでしょ??ねぇ??陸くん??ねぇ………ねぇっ!!!」


「っ…!ああ!!そうさ、俺は宮子の彼氏になりたかった様な人間だからな!?」



最早、反射だ。

本能が口をついて出てきた様な叫びだ。

だが、だからこそ、この宮子(?)には効果がテキメンだった。



「〜っ!♡

うんっ♡そんな陸くんが居たから、わたしはまだ、わたしでいられるよ?」


「………どうゆう、事だ?」


「さぁ…?わたしにも、分からないの。」



………少し落ち着いたのか、何時もの優しい笑顔の宮子に戻っていた。

何故、1度ブレたのかは分からない。

何か、良くないものでも溜まっていたのかも知れない。


それから、再び俺に顔を近づけてきた……

ただただ可愛いその顔に俺は見惚れていると、再び口に柔らかな感触。

ソレはすぅっとスグに離れていったけど。



「ね、陸くん。」


「………なんだ?」


「陸くんは、わたしを捨てないよね?」

「ああ。お前は俺の嫁だ。」



食い気味にそう返した。

今度はそれを聞いた宮子の方が顔を真っ赤にして固まった。



「…………ぇ?ぁ…………ぅん…………ぁ………ぁりがと………♡」



うーん………もうこうなりゃヤケだな。

正直俺は、一度自殺してる時点で正気じゃない。

ぶっちゃけ。今でも宮子はただ可愛い俺の幼馴染みで、彼女で、未来の俺の妻としか思えない。それでいい。それが、良い。

悪霊だとか、シナリオだとか、前世のしがらみだとか、もうどうでもいい。

どうせ、俺は自殺した。

一度死んでる俺にはもう、怖いものは…………あ、いや、宮子を失うのだけは嫌だなぁ…………



「そうだ、宮子は俺の嫁だ!!誰がなんと言おうとな!!そうだろ!?宮子!!」


「うんっ!わたしは陸くんのお嫁さん!!」


「宮子ッ!好きだっ!!」

「はいっ♡」



解 決 !! (ヤケクソ)














あ、ちなみにこの後宮子は普通に陰陽術を披露してくれた。

てへぺろ(かわいい)しながらな。



















(ねぇ、陸くん。キミは、わたしが造った式神なんかじゃ、無いよね…………?

これは、現実世界、なんだよね…?

だって、こんなにも温かいんだから。

あーあ………わたしも陰陽使いなの、バレちゃったかぁ~………

だけど、今、あなたがここに居る。

わたしの幼馴染みは、ここに居る、だから、わたしはがんばれるよ…?

陸くん…陸くん…わたしの陸くん………わたしだけの、陸くん…♡

すき、すき、すきすきすきだいすき…!!

()()()、絶対に、わたしのことを幸せにしてよ?

わたしは、今まで逕サ髱「雜翫@にしかあなたを見られなかったんだから……)




はい、茶番です。…………狂気を感じるのに茶番ってなんぞ……??

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