「純愛。」
どーもお久しぶりですロエムです。
マジで久しぶりに書いたんで前よりももっと下手になってます。マジです。良ければ楽しんでください!
十二月十五日。午後八時頃。その最悪は突然に起こった。
「うぐっ……!?」
オレンジ色に変色し、所々が刃こぼれしているナイフは晃という青年の六つに割れた腹筋にへと力強く刺さった。
「…ど…うし…て……」
男は口から鮮やかな血を垂らしながら問う。
「…は…ははっ…! ……晃君が悪いんでしょ? 浮気なんてするから…!!」
女は口角を上げながら眉間に深いシワを寄せて叫ぶような声で言った。
晃はナイフの刺さった腹を血まみれの手で押さえながら震える声を絞り出して言い返した。
「ま…前も言ったが、あの女の人は姉なんだって…!そう…言っただろ…!」
晃は嘘偽りのない事実を言って弁解を試みようとするが、身勝手な女は一切耳を傾けない。
目を死なせ、口元だけが不気味に笑みを浮かべている狂気はこちらへゆっくりと近づいてくる。
そして女は晃の腹筋に刺さったナイフに触り、もう一度笑みを見せるとそれを強引に抜いた。そして一息も吐く暇が無くナイフはもう一度腹筋に刺さった。
「かはっ…!?」
さっきよりも力強く刺さったナイフの衝動で晃は地に押され倒される。そして女は晃の上に馬乗りになってまたナイフを抜き、また刺す。また抜き、また刺す。抜き刺す抜き刺す抜き刺す。
「………」
晃はもう声すら出すことができない。
「ここが田舎で良かったね…」
そう言いながら周りを静かに見渡した女は狂気の笑みを浮かべて男の血の混じった涙を舐め、それを晃の口に優しく移した。
「んっ…美味しいね…」
「ちょっとなにしてるの…!?」
女は晃の瞳から流れる液体を舐めていると横から震えた声が聞こえた。
女は聞き覚えのある声にバッと振り向くとそこに立っていたのは晃くんの浮気相手だった。
「ゆ、唯……に…げ……ろ…」
「うるさい」
「ぐっ……」
晃は最期の力を振り絞って唯と呼ばれる女性に警告をするが女にはそれが不満だったようで晃の血と涙でくしゃくしゃになった顔に追い討ちをかけるように力強く殴った。
「晃!!」
「寄るな!!」
「うぐっ…!?」
女は唯の腹に思い切り蹴りを入れ、唯は三メートルほど吹き飛んだ。
そして女は不気味な笑みを浮かべながらジリジリと唯に歩み寄る。
「ねえ泥棒猫さん、知ってる?晃くんって私の味噌汁が大好きなんだよ?」
そう言うと腹の痛みで動けない唯の上に晃と同じように馬乗りになり、晃を刺した血に染ったナイフが唯の綺麗な頬に切れ込みを入れる。
「ッッッッ!!」
「チョキチョキチョキチョキ…」
女は楽しそうに唯の頬の皮に四角形の切れ込みを入れる。
そして
「えいっ」
「あああああ!!?」
女は唯の綺麗な頬の皮を剥いだ。
唯がもがき苦しむ姿を楽しそうに眺める女は首にかけていた水筒をキュッキュッと開ける。
「晃くんが大好きだった熱々の味噌汁を泥棒猫さんにもあげるね」
そういうと唯の肉の見えた傷口に熱い味噌汁を集中的に当てた。
「痛い痛いっ熱い熱い痛い熱い痛い痛いッッッ!!」
唯は涙目で喉が裂けるほど叫ぶが数秒もすると白目を剥き、痙攣しながら失神した。
「…じゃあね」
ご覧頂きありがとうございます!
どうでしたか僕の2作品目のサイコ系。
まああんま長く書かなかったのでモヤモヤした終わり方にしてます。
サボり魔ですみません。
また会いましょう!