俺とその他諸々と
今、俺は傲慢高飛車女と一緒に火山に来ている。そういえばこいつなんて言う名前なんだろう。聞くか。
「お前、なんていう名前なんだ?」
「私をお前呼ばわりしないでくれる。私の名前はエリスよ。そういうあんたはなんていう名前なのよ」
「俺はコウタだ」
「ふ~ん変な名前ね。あっ火口に着いたわ、特に何もないわね。」
そうエリスが言った瞬間、最強の種族と言われる奴が現れた。そうドラゴンだ。
「なっなんでドラゴンが居るの?!」
「さぁでも倒せば関係無いだろ」
「あんた、ドラゴンの強さ知ってるの」
「知らん けど神眼!」
《ステータス》
名前 なし 種族 ドラゴン LV14(0/2150)
HP1035
MP837
力 825
防御825
敏捷715
〈属性〉 火属性
〈スキル〉
龍燐硬化LV4(0/625)
龍息吹 LV7(0/870)
う~ん流石に強いな。特にHPが高い。と、俺が考えていると、
「戦うなら勝手に戦って。私は逃げるから」
しかし、今動いたのは悪かった様だ。なぜならドラゴンが息吹を吐いたからだ。
このままだったら恐らくエリスは死ぬだろう。俺はどうでもいいが、目の前で死なれるのは良い気にはならんな。仕方ない、助けるか。火には水だろ。
「水よ 悪しき攻撃から守る壁となれ『ウォーターウォール』
俺の魔法はドラゴンのブレスを容易くはじいた。これにはドラゴンも驚いたようだ。
じゃあ魔法の大連続といきますか。
「火よ 業火の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『フレアドラゴン』
「水よ 激水の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『ウォータードラゴン』
「風よ 暴風の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『ウィンドドラゴン』
「土よ 大地の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『アークドラゴン』
「音よ 轟音の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『サウンドドラゴン』
「光よ 神光の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『ライトドラゴン』
「闇よ 暗黒の竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『ダークネスドラゴン』
「7つの竜よ 今虹竜となり我が敵を討ち滅ぼせ『レインボードラゴン』
そして、俺が魔法を行使すると、虹色の竜が出現した。この虹竜は全属性を使用でき、少し意思が有る為この時点で勝負は決まったと同然だった。虹竜が相手の弱点の水で攻めまくってそのまま倒した。
いや、強すぎません?これじゃ、魔法じゃなくて本物のドラゴンじゃないすか。と、俺が考え込んでいると、驚くべきことが起こった。
「我が主人 我を生みだしていただき誠に有難うございます」
なんと、魔法が喋ったのだ。いや、俺は少し意思が有るとは言ったよ。
でも、それは戦い方等を考えるとかであって喋ったりする事はありえない筈だ。おっとなんか言わないと虹竜が困っちゃうな。
「え~と お疲れ? なんでお前はそんなに意思があるんだ?」
「解りませんが恐らく主人が偉大だからです」
「いや、お前 俺はふつうの人間だからな」
「それはそうですね。あの、少しお願いがあるのですか」
「お願い?」
「あの主人のしもべとして主人と一緒に旅したいのですが」
「う~ん、まぁ良いか。でもしもべじゃなくて仲間な」
「はい 有難うございます」
「でも、そしたらお前の名前考えないとな」
「名前は無くても結構です」
「いや、俺が嫌だから」
う~ん何が良いかな。虹竜 レインボードラゴン あ思いついた。
「お前の名前はレインボードラゴンを略して『レイド』だ」
「レイド ですか分かりました。主人の仲間として精一杯頑張ります」
こうして俺とレイドの旅が始まった。
という事で意思を持った魔法でした。