右手を武器にする男
前に書いた「集めろ柴犬」の続きです
名前を借りました
フィクションです
冤罪で、エジー国の王都を追放された聖女の私イシスは、追いかけて来られたら嫌なので、隣国プトー国へ行く事にした。
そして、途中の森の中で、柴犬の生首と遭遇した。
大きな木に封印された柴犬オシリスの頭に頼まれ、封印を解くことになった。
そして「女神と波長が合う私しかできないから」と、封印されし柴犬の残りのパーツを探す旅に出ることになった。
森を抜けると、隣国プトー国に入る。
森が隣国との境界になっているのだ。
私は、森の中を、ひたすら歩いた。
ちなみに、柴犬の生首は、他の人には見えないらしい。声も聞こえないらしい。
マジか。マジで。マジだ。
森の開けた所で、魔物と戦う冒険者を見掛けた。
その手に持つ武器は…
「ワシの右手〜!!」
柴犬の右前足だった。
魔物を倒した冒険者に、私は話し掛けた。
「おぉ〜!魔物を倒すなんてすごいです!カッコいいです!」
私の語彙力を探しています。見つけた方はご連絡ください。
「いやぁ…それほどでも…」
照れる冒険者。紺色の髪に紺色の目をしている。
煽てに乗るんじゃない。逆に心配になっちゃうよ。冒険者なのに。大丈夫か?
「冒険者になって、どれくらいですか?」
疑われないように、いきなり本題には入らない。
「3年くらいかな」
「すごいですね〜」
「他にできることないし…」
「いやいや〜」
私は、しばらく考えた。
「その武器カッコいいですね」
突然、面倒になった。もう、直球で聞こう。
「そうかな?」
照れている。何で柴犬の足を武器にしたのか?意味が分からない。センスも分からない。
「どうやって手に入れたんですか?その武器」
「魔物を倒したら出てきたんだ」
???
「柴犬…私しか封印解けないんじゃなかった?」
「おかしいな?」
「『おかしいな?』じゃない!」
ヒソヒソ声で話す私と柴犬。
いや、柴犬の声は聞こえない。
「どうしたの?」
冒険者に聞かれた。
「実は、ちょっと探し物をしていて…」
私は、何て言おうか考えた。
「そうなんだ?」
それで、納得する!?本当に大丈夫なの冒険者!?
「それ、右手なので、左手もあると思うんです…」
さっき柴犬が、右手って言ってたし。
「…何だって!?」
驚く冒険者。
「一緒に探しませんか?」
「分かった。双剣にすれば良いんだね?」
ん?
「違う!!!!」
柴犬のツッコミは、やっぱり冒険者には聞こえなかった。
「何でそれを武器にしたんですか?」
「せっかくドロップしたから使わないと」
そんな理由か。
「とりあえず、一緒に探しませんか?」
「そうだね」
説明するのが面倒になった私。
新しい武器でも探してあげれば、右前足をくれるかな?
そんなこんなで、柴犬の右前足を持つ人を確保した。
旅はまだ続く…らしい。
現在集まっている部位
頭
右前足(冒険者の武器)
残りの部位
ボディ
左前足
右後ろ足
左後ろ足
尻尾
読んでいただきありがとうございます
続きを思いついたら、またアップします
気長にお待ちくたさい




