第1話 転生ニャ?
「小説家になろう」といえば、異世界転生なのです。
#ネコミミ
――真っ白な世界。
眩しさに目を細めると、空気はひんやりしていて、乾いた光が体を包んだ。
どこからか柔らかくもはっきりした声が響く。
『願いを叶えよう』
「……自由になりたい」
社畜生活にちょっと疲れていた俺は、ぽつりとつぶやいた。
――そして次の瞬間。
目の前がぐるぐる回り、体が小さく、軽く、ふわっと浮く感覚。
ん……体がやけに軽い?しかも、触った感じがふわふわ……あれ、尻尾まで生えてる!?
まさか……俺、子猫になってる?しかも茶トラっぽい……
いや、マジで猫!?
トラックに轢かれたわけでも、親に心配かける死に方でもない。
ただ、目を覚ましたら四本足の小さな生き物だった。
足元の感触がざらざらと屋根の瓦に伝わる。
耳はピンピン、尻尾はゆらゆら揺れる。
声を出せば「にゃー……だけじゃにゃい、ちゃんとしゃべれる?」
小さな体が跳ねるたび、世界の匂いが鼻をくすぐる――焼きたてパン、湿った草、少し酸っぱい街の匂い。
「なんか……自由っぽいにゃ♪」
でも、想像していた“自由”とはちょっとだけ違ったようだ。
見知らぬ街の屋根の上、赤茶けた瓦が並ぶ道、風に揺れる洗濯物、遠くに光る川の流れ……
そして反対側は見渡す限りの山々――黒煙と炎を上げ、ドラゴンが暴れている。
「えっ?にゃにゃぁぁぁぁ!?」
バサバサと翼を広げ、山肌を蹴散らすその姿に、思わず心の叫びが(この自由、ハードモード過ぎじゃない?)
ここから内容を膨らませて、連載……
そして途中から、どうにかこうにか魔法を駆使して人間の姿に変身してっていう流れで、ヒロインといちゃこらしつつ、悪役令嬢のバッドエンディングを回避……なんだかんだ異世界を堪能するっていう?ジャスティスです。




