『有国、速記抱負のこと』速記談2028
藤原有国は、藤原惟成に、臣従を誓う名簿を提出した。惟成は、多いに驚いて、私とあなたは、周囲の誰もが認める速記仲間、好敵手の間柄であるのに、なぜ臣従などなさるのです、と尋ねると、有国は、だからこそです。並び立つ者のうち、一人が股の下に入り、もう一人を担ぎ上げれば、担ぎ上げられたほうは、ほかの者よりも上に出ます。そうすれば、下にいる者も、引き上げてもらうことができるのです、と答えた。
教訓:相手に速記の練習をさせるために朗読をしていると、自分も速記の力が上がる、というようなことか。