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笑顔神社  作者: 亀乃長命
98/290

ようこそ笑顔神社へ(98)お見舞いの力

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

亀さんは、恐怖で電車に乗れない時期がありました。

おそらく、パニック障害という病気だったと思います。


けれども今では、混雑した電車は無理ですが、空いている電車ならなんとか乗ることができるようになりました。

ちなみに、基本は普通電車に乗ります。


改善されるまで約二年かかりました。

今回は、その経緯を書こうと思います。

何かの参考や目安になれば嬉しいです。



それまで、電車を避けて生活していたのですが、どうしても乗らなければならない状況になったのです。

というのも、親戚のおじさんが病気になって入院したのです。

絶対に助かって欲しいと思いました。


お見舞いに行きたいのですけど、行くためには電車に乗らなければなりません。

けれども、電車が怖くてしかたがありません。

とにかく、どうやったら電車に乗れるのか考えました。


まずは、処方されている頓服薬を飲んで頭をぼんやりさせて行くことにしました。

もちろん電車は、混んでいない時間帯の普通電車です。


それでも、途中下車しながら何とかたどり着いたという感じでした。


あるとき、手作り市のようなところで、桜の木のキーホルダーを買いました。

なぜ、それを買ったのかというと、とても触り心地がよかったからです。

とにかく触るだけで落ち着くのです。


次のお見舞いのときから、そのキーホルダーを鞄につけて、電車に乗りました。

とにかく心が危なくなったらキーホルダーを触ろうと決めていました。

その不思議な安心感からか、少しずつ電車に乗ることに慣れてきたのです。


やがてお見舞いの回数も増えました。

そして、頓服薬もキーホルダーも必要なくなったときに、おじさんは亡くなりました。


最初はあれほど恐ろしかった電車でしたが、お見舞いに行きたいという気持ち、頓服薬、キーホルダーというみっつの要素で克服できたのです。


その中でも一番の要素は、お見舞いに行きたいという気持ちです。

この気持ちがあったから、亀さんは、今では電車に乗ることができています。

おじさんのおかげとしか言いようがありません。


お見舞い中、いろんなお話をしました。

今でも、そのときの会話が浮かんできます。

そういえば、亡くなる数日前の会話で、「この話は夢じゃない!この前、あの世に行ってきた!」と言ってたのが印象的です。

ようこそお参りくださいました。

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