ようこそ笑顔神社へ(79)血豆マンション①
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
血豆マンションでの暮らしは快適です。
というのも、すべてはみんなのものだからです。
例えば、パーキングにはいつも車は5台くらいとまっています。
みんなのものなので誰が乗ってもかまいません。
冷蔵庫は一階のロビーにあります。
そこには食料品が入っています。
誰がどれだけ持って帰ってもかまいません。
お金もそうです。
金庫があるのですが、誰でも好きなだけそこから持っていってもかまいません。
ちなみに亀さんは、血豆列車に乗って黄色三日月に行くときはそこから往復の電車代とスパイシートマトジュース代をもらって行きます。
本当に住みやすいマンションです。
家賃0円、共益費0円、光熱費もかかりませんし、食費もいりません。
ならばそのお金はどこから出ているのか?
というお話になります。
それは、ここに住む誰かが払ってくれているのです。
もちろん冷蔵庫の食料品も誰かが購入してくれています。
そういえば、ときどき屋上で採れた野菜も置いてあります。
ここの住人は各自で〈庫〉という文字がつくものを持っていません。
つまり、金庫、食品庫、冷蔵庫、などです。
普通の感覚の人からするとありえないかも知れませんが、このマンションではありえるのです。
そして、無理に役割分担をしているわけでもありません。
ここは本当に暮らしやすいマンションです。
ようこそお参りくださいました。




