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ようこそ笑顔神社へ(78)五感のこと
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
亀さんは、今よりも若造だった頃、電気設備の点検の仕事をしていました。
そのときに、一番大切にしていたことがあります。
それは〈目〉以外の感覚です。
例えば空調機械室に入るとします。
するとそこには運転中の大きな空調機があります。
それを目で見るだけでは異常は分かりません。
それではどうするのかと言うと、目の感覚を放棄するのです。
つまり、見ているようで見ないようにするということです。
そこでジッとしていると、不思議なことに、異音や異臭、振動が見えてくるのです。
異音や異臭、振動が見える、というのは変な表現ですが、本当に見えるのです。
そしてもっと過敏になったときは、何の関係もないところまで見えるのです。
人はついつい、目に頼りがちです。
けれども、何かを見ようとするときは、目を放棄したほうがよく見えるときがあるのです。
このお話が、何かのときに役に立ってくれたら嬉しいです。
ようこそお参りくださいました。




