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ようこそ笑顔神社へ(70)テセウスの船・前編
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
針仕事をしながら、ぼんやりと〈テセウスの船〉について考えていました。
テセウスの船というのは、簡単に説明しますと、
あるところで、テセウスさんの船を大切に保管していました。
けれども、その船は年数が経つにつれて、パーツが古くなっていきました。
そしてそのつど、新しいパーツで修理していきました。
やがて、すべてのパーツが新しくなりました。
その新しいパーツでできた船は、元の船と同じと言えるのでしょうか?
というお話です。
針仕事を終えた亀さんは、針を片づけようと棚の引き出しを開けたところ、左手に持っていたはずの針がなくなっていたのです。
つまり、棚の引き出しを開けたときには、すでに無意識にどこかに置いてしまっていたのです。
亀さんは、記憶を辿ってそぉ〜っと探していきました。
しかし、どこを探しても見つかりません。
亀さんは、気分を変えるために、BAR黄色三日月に行きました。
〜続く〜
ようこそお参りくださいました。




