ようこそ笑顔神社へ(64)なぞなぞ
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
血豆列車に乗って、黄色三日月に行きました。
いつものカウンターで、〈Silk Sonic の Leave The Door Open〉を聴きながら、スパイシートマトジュースを飲んでいると、鶴乃長命さんが現れました。
そして、突然、こう言いました。
【なぞなぞを出します。正三角形に直線2本を引いて、正五角形にしてください】
亀さんは、なぞなぞは好きですが、とても苦手です。
苦手なのですが好きなので、とりあえず、やってみることにしました。
マスターにメモ用紙とボールペンを借りて、とりあえず正三角形を書きました。
△
さて、ここからです。
いろいろと線を2本引いてみました。
_△_
全然、違います。
それから、あれもこれも試してみましたが、結局は降参しました。
すると鶴さんは言いました。
【三に線を2本引いたら五になります。つまり、三→五にするのです】
それを聞いた亀さんは、ショックで軽くうなだれました。
図形ではなく漢字の話だったのです。
いつもなら、
「なるほど!凄い!」
となるのですが、今日はそんな気にはなれませんでした。
「ほんとですね」
と力なく言うと、鶴さんは気を使った感じで、
【パンはパンでも食べられないパンはなんですか?】
と言いました。
亀さんは答えを知っていたのですが、今は現実的なことを言いたくて、
「古くなったパン」
と答えました。
鶴さんはすかさず、
【正解!】
と、大きな声で言いました。
店内には、〈Aaliyah の At Your Best (You Are Love)〉が流れていました。
ようこそお参りくださいました。




