ようこそ笑顔神社へ(47)鶴編
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
とあるBARのカウンターで、スパイシートマトジュースを飲んでいると、鶴乃長命さんが現れました。
そして、突然、こう言いました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・自分の足元をよく見ましょう。
・自分自身を振り返って反省しましょう。
・足元に気をつけましょう。
・身近なことに気をつけましょう。
・心にゆとりを持ちましょう。
【さて問題です。
これらを一度に思い出せるときがあります。
それは、何をしているときでしょうか?】
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
どうやら、なぞなぞのようです。
亀さんは頭が固いから、なぞなぞは子供の頃から苦手です。
一秒で降参しました。
「分かりません!」
あまりの諦めの早さに、鶴さんは驚きながら言いました。
【せめて、「ヒントは?」とか言ってくださいよ】
確かにそれもそうです。
いくらなんでも諦めが早過ぎました。
「ヒントください」
すると鶴さんは、嬉しそうに言いました。
【家に帰って玄関に入ったときに分かるでしょう】
玄関?
とりあえず頭の中で玄関に入りました。
「とりあえず靴を脱ぎます!」
【どうやって?】
「足で!」
【そのあとは?】
「洗面所に行って手洗いうがい!」
亀さんは正解の勢いで言ったのですが、鶴さんは、これ以上は無理と判断したのでしょう。
【玄関で靴を脱ぐときは、振り返って靴を脱ぎます。そして、キチンと揃えます。そのときに、さっき言ったことを思い出して下さい。これを〈脚下照顧〉と言います】
なるほど!
なんだかこれは、よさそうなお話です。
亀さんは、スパイシートマトジュースを一気に飲み干しました。
ようこそお参り下さいました。




