ようこそ笑顔神社へ(39)幸運の道
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
亀さんは、好きな数字を大切にします。
そして、それを見つけたらついてゆきます。
というわけで、今回は、
【好きな数字についてゆく遊び】
について、お話しします。
例えば散歩中、目的地に向かってまっすぐ歩いていると、好きな四桁のナンバーをつけた車が後ろから追い越してゆきました。
そんなとき、亀さんはたいてい、ふら〜っと着いてゆきます。
もちろん、車はあっという間に遠くに行ってしまいますが、見えなくなるまで目で追いかけます。
そして、その車が信号で右折したら、亀さんも横断歩道を渡って右折します。
すると、右折して少し歩いたところに神社がありました。
中に入ってゆくと石碑がありました。
石碑には、とある言葉が書かれていました。
それは、子供の頃に先生から教わった、亀さんにとって大切な言葉でした。
今では、すっかり忘れてしまっていた言葉です。
つまり要約すると、目的地に向かってまっすぐ歩いているということは、そこで右折することはまったく考えていないということです。
きっと右を見ることもありません。
けれども、数字を追って右折したことによって、出会うはずのなかった大切な言葉に出会えたのです。
好きな数字についてゆく遊びは、楽しいです。
たとえ、その先に何もなかったとしても、それはそれで楽しいのです。
なぜなら、
〈幸運の道〉を歩いたからです。
ようこそお参りくださいました。




