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笑顔神社  作者: 亀乃長命
32/290

ようこそ笑顔神社へ(32)面接

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、亀さんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。


※笑顔神社の造り方は、1話から書いています。

これは、亀さんが今よりも若造だった頃のお話です。


亀さんは、学生の頃から数えると、これまで何度も面接を受けた経験があるのですが、狙った会社の面接に落ちたことがありません。


ちなみにこれは自慢話ではありません。

何度も面接を受けたということは、何度もアルバイトや会社を辞めたということの裏返しです。

辞めた理由はさまさまですが、今日はこのお話は横に置いておきます。


ちなみに亀さんは、今まで、面接のマニュアル本を読んだことがありません。それは何故かというと、等身大の、〈素の自分〉を判断してもらいたかったからです。


それには、やはり自分の言葉を伝えるしかないと考えていました。

素の自分を出した方が、面接官にとっても選びやすいと思ったのです。


例えばですが、面接のときだけの仮の自分で、マニュアル通りの100点の態度、発言で採用されてしまったら、もしかしたらその会社は自分の心とずれてしまうかも知れないと思っていたのです。

もちろん、入社してから馴染んでくることもありますが。


ちなみにですが、亀さんの面接成功率は75%くらいでした。


けれども、この会社で働きたい!と思ったときの成功率は100%でした。




それでは、そのときのことをお話いたします。


亀さんは、好きな建築家がいます。

そして、その会社は、その建築家が設計した建物を修繕する会社だったのです。


ある日、その現場の求人広告をたまたま見つけました。

その瞬間、あまりの嬉しさに飛び上がりました。

亀さんは、すぐに電話をかけました。

そのとき、たまたま人事部の偉い方が出られたのですが、その方に、「どうしても御社で働きたいんです!」というところから始まって、延々とその気持ちを述べたのです。

とにかく終始、テンションは高かったと思います。

なにしろ亀さんは嬉しすぎる状態でしたので。

その方は、最後まで亀さんのお話を聞いてくれました。

そして、「とりあえず面接にきてください」と言ってくれました。


面接の当日、電話でお話した偉いさんは笑っていました。

そこでも亀さんは、「よろしくお願いします!どうしても御社で働きたいんです!」というところから始まって、そこから延々とその気持ちを伝えました。


結果は、その場で採用でした。

「いつから働けますか?」

と言われたときは、絶叫しそうになるくらい嬉しかったです。


ちなみにですが、条件的には、以前よりも年収は下がりました。

けれども、そんなことはどうでもよくて、それよりも、自分の〈心の声〉を大切にするほうが正しい道、そして、幸せな生き方であると考えていたのです。


今のところ、あのときの行動は正しかったと思っています。

なぜなら今、幸せだからです。



※今とは時代が違うと思いますけど、誰かの何かの参考になれば嬉しいです。

ようこそお参りくださいました。

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