笑顔神社(182)お箸のお話
今日の予報は、
〈歩く〉
生きてゆくのに大切なことは食べることです。
そして、何を食べるということも大切なのですが、食べ物を盛りつける器も大切です。
そして、器と同じだけ大切な物が【お箸】です。
というのも亀さんは先日、衝撃的な体験をしたのです。
結論を言うと、奈良の吉野杉で作られたお箸はとにかく素晴らしいのです。
それがどのように素晴らしいのかと言うと、まず、手触りがマシュマロのように優しいのです。
それから、つまんでもしならないし、滑りません。
そして、とにかく軽いというのが亀さんにとって衝撃的でした。
極端な言い方をすると、まるで空気なのです。
空気の重さです。
そしてそのお箸で、例えば、唐揚げをつまむと、唐揚げだけの重さが手に伝わるのです。
亀さんはこれまで食べ物の味は気にしたことがあるのですが、重さは気になったことがありません。
しかし、そのお箸で食べると、唐揚げの重さが口を通して体に入るのを実感できるのです。
世の中には様々なお箸がありますが、つまんでいる唐揚げの重さがそのまま伝わるお箸を、亀さんは今まで持ったことがありません。
これは本当に不思議な感覚です。
お話は、まだ続きます。
例えばですが、コンビニ弁当を割り箸で食べても、食事をしているという気になりませんが、そのお箸で食べると、きちんと食事をしているという気になります。
というわけで今回は、お箸のお話でした。
ようこそお参りくださいました。