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笑顔神社  作者: 亀乃長命
182/288

笑顔神社(182)お箸のお話

今日の予報は、

〈歩く〉

生きてゆくのに大切なことは食べることです。


そして、何を食べるということも大切なのですが、食べ物を盛りつける器も大切です。


そして、器と同じだけ大切な物が【お箸】です。


というのも亀さんは先日、衝撃的な体験をしたのです。


結論を言うと、奈良の吉野杉で作られたお箸はとにかく素晴らしいのです。


それがどのように素晴らしいのかと言うと、まず、手触りがマシュマロのように優しいのです。

それから、つまんでもしならないし、滑りません。

そして、とにかく軽いというのが亀さんにとって衝撃的でした。

極端な言い方をすると、まるで空気なのです。

空気の重さです。


そしてそのお箸で、例えば、唐揚げをつまむと、唐揚げだけの重さが手に伝わるのです。


亀さんはこれまで食べ物の味は気にしたことがあるのですが、重さは気になったことがありません。


しかし、そのお箸で食べると、唐揚げの重さが口を通して体に入るのを実感できるのです。


世の中には様々なお箸がありますが、つまんでいる唐揚げの重さがそのまま伝わるお箸を、亀さんは今まで持ったことがありません。


これは本当に不思議な感覚です。


お話は、まだ続きます。


例えばですが、コンビニ弁当を割り箸で食べても、食事をしているという気になりませんが、そのお箸で食べると、きちんと食事をしているという気になります。


というわけで今回は、お箸のお話でした。

ようこそお参りくださいました。

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