笑顔神社(181)和の精神
今日の予報は、
〈歩く のち 買う〉
先日、とある繁華街のカフェの前を歩いていたら、テラス席に異国の人が座っていました。
その人がどこの国の人なのか分からなかったのですが、金髪で鼻が高くて肌が白くて、日本人よりも大きな体格の女性でした。
その女性は、
「あ、ヨーロッパの人」
と、思わず口から出てしまうような異国の人でした。
異国の人を見るのは、とても久しぶりです。
そして、その人のまわりはすべて日本の人です。
亀さんはそのとき、異国の人の気持ちを勝手に想像しました。
〈みんな小柄だなぁ〉
〈時間にキッチリしてるなぁ〉
〈治安がいいなぁ〉
想像力の乏しい亀さんは、このくらいしか浮かびませんでした。
そのとき、ひとつ思ったことがあります。
それは、もし、その異国の人が観光客だとしたら、日本人が古代から持つ【和の精神】をお土産にしてくれたらなぁと思いました。
けれどもよく考えると、本当の意味での【和の精神】というのは災害のときに発動するので、それはそれで困ります。
そして、すべての人に発動しないので、これはこれで難しいところです。
ちなみに亀さんが考える本当の意味での【和の精神】とは、古代から頻繁に起こる自然災害に耐えながら、自然の恵みに感謝し祈り、互いに助け合って黙々と暮らしている人の姿のことです。
ようこそお参りくださいました。