笑顔神社(179)誤解のお話
今日の予報は、
〈見る のち 買う〉
世の中は【誤解】で溢れています。
そして日常では、本人の気持ちを確認し合わないまま、会話は流れてゆきます。
そういえば、たったひとつの誤解発言で離婚したというお話があります。
亀さんがこのお話をテレビで見たのは8年ほど前なのですが、そのときからなるべく誤解されないように気をつけています。
それではテレビの内容を、お話します。
〜・〜・〜・〜・〜
病室にて、乳がんで闘病していた妻に対して夫が一言、
「終わったな」
この一言で離婚しました。
夫の気持ち……やっとつらい闘病生活が終わったなぁ。
妻の気持ち……女として終わったと言われた。こんな人とはすぐに離婚しよう。
退院後、妻は夫に離婚を切り出しました。
夫は理由を聞いたのですが、妻は話してくれませんでした。
夫の気持ち……これ以上、僕に負担をかけたくないという妻の優しさなのだろう。
妻の気持ち……とにかく今すぐ離婚したい。
そして二人は離婚をしたのです。
数年後、たまたま会った二人は離婚のときの話をしました。
そこでようやく二人の誤解は解けたのです。
「だったらまたやり直そう」
と夫は言うのですが、一度冷めてしまった妻の心は元には戻りませんでした。
今では、たまに会ってお話する関係です。
〜・〜・〜・〜・〜
いかがでしたか?
大きな誤解というのは本当に恐ろしいですね。
これもまた運命といえばそれまでですが……。
〜・〜・〜・〜・〜
そういえば今、思い出したのですが、
奥歯に物が挟まっているのを舌で取ろうとしていたら、「チッ!」と舌打ちになってしまったことはありませんか?
しかも、それがタイミング悪く、上司の前とか、怖い人の前とか。
世の中、誤解で溢れています。
けれども誤解は、良い方向に転ぶこともありますから、結局はプラスマイナスゼロですね。
ようこそお参りくださいました。