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笑顔神社  作者: 亀乃長命
174/288

笑顔神社(174)みんなやってるから

今日の予報は、

〈家事 時々 読む〉

亀さんが昔から気になっている言葉のひとつとして、

「みんなやってるから」

というのがあります。

ちなみに亀さんは、この言葉に少し抵抗があります。


なぜなら、

〈みんなやっているのなら自分も大丈夫〉

という妙な安心感で、その課題に対して自分で考えることをせずに決断してしまいがちだからです。


日本の国民性は、【和】を大切にします。

ということは、基本的に何らかの問題に直面したときに、自然と、みんなやっている方を選ぶ傾向にあるということです。

空気を読んで、みんなやっている方を選ぶこともあります。

そして、結果的に多い方が正しいということになります。


ただ、この考え方にはひとつ大きな弱点があります。

それは、初期の段階で、例えば最初の10人のうちの8人がたまたまAという答えを選んだとして、2人がBという答えを選んだとしたら、あとに続く人は多い方に流れていく傾向にあるのです。


ということは、初期の段階で間違っていたとしたら、後に続く人も間違った選択をしてしまいがちです。

つまり結果的には、良い方向にも悪い方向にも一致団結してしまいやすいのです。

このことがとても心配なのです。


何が言いたいのかというと、中には一致団結しない人たちもいます。

そしてその人たちは、いつも少数です。

けれども、その少数の人たちは、車で例えるとブレーキの役割をしています。


亀さんは、アクセルだけの車はとても不安です。


そんなこと言われなくても……、と思われるかも知れませんが、先ほどお茶を飲みながら、ふとそんなことをぼんやりと考えてしまいました。

ようこそお参りくださいました。

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