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笑顔神社  作者: 亀乃長命
169/288

ようこそ笑顔神社へ(169)月鳥花、選ぶ

今日の予報は、

〈家事 のち 座る〉

Soul Bar 黄色三日月のカウンター席に座って、開店準備をしているマスターの姿をぼんやり見ていると、ノートを持った鶴さんが現れました。

鶴さんはノートを開いてマスターと亀さんにたずねました。


【イラストをみっつ描いたんですけど、どれが一番好きですか?】


そこには、月、鳥、花のイラストが描かれていました。


マスターは、月を選びました。

亀さんは、鳥を選びました。


すると鶴さんは驚いた表情で言いました。


【月は、失敗したなぁと思っていた作品です。鳥は、何も考えずに気楽に描いた作品です。花は、100点の自信作です】


きっと鶴さんは、マスターも亀さんも、自信作の花を選ぶと思っていたのでしょう。


こういうことは気づかないだけで、実は頻繁に起こっていると思います。


失敗したなぁと思って出した料理を相手は「美味しい」と言ったり、気楽に作った料理を相手は「美味しい」と言ったり、完璧に作れたと自信を持って出した料理を相手は無反応だったり。


相談に乗ったときにもありそうです。

ちょっと言い過ぎたかなぁと思っていた言葉が相手の心に響いていたり、気楽に答えた言葉が相手の心に響いていたり、正論の言葉が相手の心に響かなかったり。


自分と相手の違いって面白いですね。


ようこそお参りくださいました。

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