ようこそ笑顔神社へ(16)鬱のこと
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。
※笑顔神社の造り方は、1話から書いています。
鬱が酷くならないように気をつけていること。
・夜は早く寝ること(規則正しい生活)
・ストレスから逃げること
・なるべく外に出ること(適度な運動と日光浴)
しかし、このみっつをしていても、ドン底に落ちることがあります。
ちなみに亀さんは、一昨年、少しずつ段階を経て、約10年ぶりに社会復帰(週4日、1日6時間のアルバイト)を果たしたのですが、8ヶ月で酷い鬱になってしまい、再び療養生活に入ってしまいました。
亀さんは、もう一度、社会復帰を果たすため、それから、幸せな人生を送るために考えました。
いろいろな本を読み、行動をし、これまでの経験に改良を加え、研究に研究を重ね、そしてようやく辿り着いたのが、笑顔信仰なのです。
信仰するためには神社が必要です。
亀さんは、お部屋に神社(低い棚の上に、丸い鏡とおもちゃの狛犬を置いただけ)を造りました。
それが、笑顔神社なのです。
※第30話が、短い期間でしたけど1回目の社会復帰になりますので、このお話は2回目の社会復帰になります。
そして、正確には2年ぶりの社会復帰です。
ようこそお参りくださいました。