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笑顔神社  作者: 亀乃長命
152/288

ようこそ笑顔神社へ(152)ほうきの音

今日の予報は、

〈歩く 時々 感動〉

部屋の定位置に座っていると、家の前の歩道をほうきで掃く音が聞こえてきます。

普段の何気ない音なのですが、いつも歩道が綺麗なのはほうきの人のおかげさまです。


こういうときに、ふと忘れがちな感謝の気持ちに気づきます。


日々、平穏に何気ない暮らしができることが本当の幸せだと聞いたことがあります。

それだけでは、少し味気のない人生のようにも思うのですが、やはり最終的には平穏が一番なのかも知れません。


亀さんはこれを書いているとき、時間を忘れます。

そして、ふと時間を見て時間の経過に驚くことがあります。

きっと誰でも経験したことがあると思います。


家の前の歩道をほうきで掃く音が聞こえてきます。

その音からは、真心が伝わってきます。


亀さんは座りながら、のんびりとこれを書いています。


「おかげさまで」

「ありがとうございます」


結局はこの言葉に辿り着いてしまいます。


〜45分後〜


ほうきで掃く音が聞こえてきます。

その力強い音からは、まだまだ終わる気配はなさそうです。

不思議なのは、その音から推測すると、掃いている場所がほとんど変わっていないということです。

落ち葉の季節でもありませんし、ゴミもそんなに落ちているとは思えません。

その人はいったい何を掃いているのでしょう。

気にはなりますけれど、謎のままにしておきましょう。


〈おかげさまで、ありがとうございます〉

その気持ちだけでいいですね。

ようこそお参りくださいました。

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