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笑顔神社  作者: 亀乃長命
146/288

ようこそ笑顔神社へ(146)弱ったときは笑顔神社

今日の予報は、

〈歩く 話す 歩く〉

鬱のときはつらくて、亀さんの場合はほとんど寝たきりになります。よからぬことも考えてしまいます。


ということで、今回は、今のこの鬱の気分のすべてを笑顔神社に吸い取ってもらおうと思います。

ちなみにこれを行なうのは初めてなので、どうなるのかは分かりませんが、亀さんが実験第1号を引き受けようと思います。


まずは笑顔神社の前に正座です。

今からちょっと行ってきますね。

戻ってきたらまた続きを書きます。


3分ほど手を合わせてきました。少し楽になりました。鬱の分量は半分くらいになった感じです。

もちろん、体はダル重ですが、心だけでも充分です。


このように、笑顔神社は鬱を吸い取ってくれました。

この神社には不思議な力が宿っているんだなぁと思いました。

亀さんは、この神社を作って本当によかったです。


この神社は、亀さんが再び笑顔に戻れるために作った神社です。

そしてこのことを、どこかの誰かが真似だけでもしてくれたらいいなぁ。

誰か、会社の従業員入口とかに作らないかなぁ。

学校の教室の入口とかに作らないかなぁ。

家の玄関とかに作らないかなぁ。


この笑顔神社という綿毛のついた種が、多くの人のところに飛んでいくことによって、争いや、悲しみがなくなってくれたらいいなぁというのが、亀さんの理想です。


いつか、どこかに実際の笑顔神社を作ります。

ご利益は〈笑顔〉です。


少し元気になってきたので、今から、できそうな家事からやっていきますね。


〜・〜・〜・〜・〜


・掃除機をかけたこと

・洗濯機をまわしたこと


これらを何とか無理なくこなすことができました。


再び、笑顔神社の前に正座です。

ちなみにこれは、未来の力を前借りするようなものではありません。

あくまで、鬱を吸い取ってもらっているだけなのです。

それではその吸い取られた鬱はどこに行くの?

ということは神社の向こう側の世界なので考えません。


それでは正座になって笑顔で手を合わせます。


〜・〜・〜・〜・〜


山にも体調があるように、川にも体調があるように、そうやって大いなる自然はこれまでに好不調を幾度となく繰り返してきました。

もちろんそれは、亀さんも同じです。


尖らずに、ま〜るい心で生きてゆけば、なんだかいい感じの生活に落ち着いてくるものです。

ま〜るくま〜るく転がって、衝突しないで氣を合わせ、みんなで仲良くいけたらいいですね。

ようこそお参りくださいました。

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