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笑顔神社  作者: 亀乃長命
14/288

ようこそ笑顔神社へ(14)笑顔の伝播

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、亀さんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。


※笑顔神社の造り方は、1話から書いています。

例えば、亀さんが笑顔になると、まわりの人も笑顔になります。

そして、まわりの人も家に帰って笑顔でいると、家族の人も笑顔になります。

そして家族の人も次の日に仕事に行ったり学校に行ったりして笑顔でいると、まわりの人も笑顔になります。

すると、そのまわりの人も移動先で笑顔でいると、そのまわりの人も笑顔になります。

というように、笑顔が伝播してゆくと亀さんは信じているのです。


亀さんには祖母がいます。

けれども老人ホームに入っているので、今は会いに行くことができません。

手紙を送ることはできるのですが、高齢なので文字を読むことが困難だそうです。

それならばと、亀さんの写真を送ったりもしましたが、それよりも心のこもった笑顔を届けることはできないかなぁと考えついたのが、先に記した笑顔の伝播なのです。


〈六次の隔たり〉という理論があるそうです。

それはどういったものかと言うと、知り合いの、知り合いの、知り合いの、知り合いの、知り合いの、という風に6人辿ってゆくと、会いたい人に繋がる可能性がある、という理論です。


つまりその理論を信じて、亀さんの笑顔が伝播して、祖母に届かないかなぁというお話です。

ようこそお参りくださいました。

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